2025年春に、首都高八重洲線は長期通行止め開始、東京高速道路(KK線)は廃止が計画されています。
KK線は歩行者空間に
首都高速は2024年11月12日、日本橋区間の地下化工事に伴い、2025年4月上旬から高速八重洲線を長期通行止めにするとともに、東京高速道路(KK線)が廃止になると発表しました。
左の高架道路がKK線こと東京高速道路。これを廃止して歩行者空間に変える(画像:kuremo/123RF)。
八重洲線は、北行き・南行きとも、2025年4月上旬から2035年度まで10年にわたり通行止めになります。KK線は、北行き・南行きとも、2025年4月上旬で廃止となります。ただし汐留出入口と東銀座出口は、引き続き利用が可能です。
首都高速は、都心環状線の日本橋付近を地下化する事業を進めていますが、これにより都心環状線のルートが変わります。
現在のルート上にある江戸橋JCTは、神田橋~新富町を結ぶ連絡路を廃止します。このため2035年度以降は、既存の八重洲線と、KK線の位置に新設される新京橋連絡路を使う丸ノ内・京橋経由に移る計画です。
あわせてKK線は廃止され、歩行者中心の公共空間として生まれ変わります。
日本橋区間の地下化と新京橋連絡路は2025年度に工事着手されます。新しい八重洲線と新京橋連絡路は2035年度に開通し、さらに日本橋の上を通る都心環状線の高架橋は2040年度までに撤去される計画です。