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「ただ生きる日々を過ごしていた」――休業期間を終えた松本まりかが語る“新しい自分”

マイナビウーマン

ライフ・美容

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取材・文:杉田穂南/マイナビウーマン編集部
撮影:佐々木康太

今年2月、「まとまって休もうと思ってます」と、仕事を休むことを自身のインスタグラムで伝えた松本まりかさん。予定通り、4月中旬頃から約1カ月間、“お休み期間”を過ごされました。

そんな松本さんが出演する『映画 妖怪シェアハウスー白馬の王子様じゃないん怪ー』が6月17日に公開。松本さんは「うらめしや~」でおなじみの妖怪「お岩さん」を演じています。

「休みなんていらない」と次々に来る仕事をこなし、駆け抜けてきた松本さん。そんな彼女がなぜ今、“まとまった休み”を取ろうと思ったのか、そしてこの休業期間を経て変わったこととは……?

■「お岩さん」は学ぶことが多かったキャラクター

――本作で松本さんが演じたのは、夫に毒殺された恨みから強い怨念を抱く「お岩さん」という妖怪。実際に演じられてみていかがでしたか。

お岩さんって一般的にはこわいとか、恨み、ドロドロ、執着……みたいなネガティブなイメージじゃないですか。でも、その根本にある短所を長所に、ネガティブをポジティブに変えてみると、愛情深くて、コミカルで、こわさもセクシーになるんです。

それは、実生活でも言えることで、「優しくないな、無愛想だな」って思っても、それはその人のたった一面で、見方を変えれば「全然媚びを売らない、信用できる人なんだ」っていう捉え方もできる。

お岩さんは、自分の見方、捉え方を変えると「こんなにも変わるんだ」っていうことに気づかせてくれたキャラクターでした。自分が体感として学ぶことがすごく多かった気がします。

――白目をむいたり、叫びまわったりと、お岩さんを演じる松本さんの全力な“ぶっとんだ演技”は、とても新鮮でした。

最初は演じるにあたって、恥じらいやとまどいがありました。「こんなポップでいいの? こんなふざけちゃっていいの?」とか、加減が分からなかったんですけど、出来上がった作品を見て、「こんなにおもしろい感じになっているんだ」って思った時に、「あとは楽しんじゃえ!」ってなりました。

それと私、白目をむくとなぜか顎が出ちゃうんです(笑)。するとみんなが「すごい」と言ってくれて。それがうれしくて、日に日にエスカレートしていきました(笑)。

――特殊メイクもかなり本格的ですよね。

特殊メイクは毎回5時間くらいかかっていました。「お岩さん」は一番メイク時間がかかる役だったので、朝イチで入って途中でみんなが来て、みんなのメイクが終わるのを見送っていました(笑)。

――普段の撮影に比べると体力的にも相当しんどかったのではないでしょうか。

私は眼帯をしている役なので、撮影中は右目がほぼ見えなくて。それに着物やかつらを身につけているのでとにかく重いし大変でしたね。

■休業期間中は“ただ生きる”日々を過ごしていた

――現代社会における「生きづらさ」がテーマにもなっている本作ですが、松本さん自身も考えさせられる場面が多かったのではないでしょうか。

私自身も“生きづらさ”というか、“どうやって生きていくか”ということは常に自分の中にあって、その答えを何十年も模索し続けてきました。

この作品の撮影が終わってから、私は久しぶりに休みを1カ月間いただいてスリランカに行ってアーユルヴェーダをやって、そこで“ただ生きる”という日々を過ごしていたら答えが見つかった気がして。

――“ただ生きる”というと……?

朝起きて、ヨガをして、朝ご飯を食べて。少し休憩をしたら、お昼ご飯を食べて、ちょっとだけ仕事をして。そしたら夜ご飯を食べて、散歩をして、すれ違った人とコミュニケーションをとって……。

こんな風に、何もしない、何にも生産性のない、誰からも干渉されない毎日を過ごしていました。そしたら、ただ「ご飯がおいしい」とか、「緑がきれい」とか、「小鳥のさえずりが美しい」とか、そんなことで初めて「うわ、これが幸せなのかもしれない……」っていう、じわっと満ちている感じを味わったんです。

――忙しい日々に追われると何となく忘れがちな“小さな幸せ”というものでしょうか。

私はこの数年間ほんとにたくさん仕事をさせてもらって、今までやりたかったこと以上のことをやらせてもらえたし、いろんなものを得られました。

もちろんとても充実した日々ではありましたが、この“幸せ”の感覚は一度も感じたことがなかったんです。「今は幸せな状況なんだ」って自分に言い聞かせてたんですよね。

――長い下積み期間を経験されてきた松本さんだからこそ、受けた仕事は全部やりたいという思いが強かったのでしょうか。

今までの私には「休む、休憩する」っていうのが自分の辞書になくて。「休憩時間もいらないから全て埋めて大丈夫」ってマネージャーに言っていたくらい、とにかく休むのが嫌いだったし、ぼーっとするとか意味が分からないって思っていました。

――そんな中で、今回の休業にいたったきっかけは何だったのでしょう。

マネージャーから「休んでいいよ」って言葉をもらったんですよ。その時、すでに休みの期間を空けてくれていました。

でも、きっと空けてくれていなかったら「私はもうできない」って言っていたと思う。ありがたい環境だからこそ、弱音を吐きたくなかったし、絶対に言っちゃだめって思っていたけれど、自分の限界、自分のキャパを超えていたんですよね。でもこれを機に、自分のキャパがよく分かりました。

――松本さんの“休業宣言”には驚きの声と心配の声がありましたよね。

宣言したつもりはなかったんですけど、“休業宣言”ってニュースになってて(笑)。しかもすごい長い休みを取るみたいな印象を与えてしまったようで……。

――はい。長いお休みを取られるのかと思っていました。

そうなんですよ。長くなかったですし、休業宣言なんて大層なものではなかったんですが、その“休業宣言”のニュースを見ていると、ものすごく応援の声が多かったんです。

それは、たぶん自分に重ねて、「休みたい、休むことは大事だ」って思っている人たちの声なのかなって。じゃあ、そんな「休みたい」って言いづらい人たちが、「休みたい」って言える世の中になる一つのきっかけになればいいかなと思って、そのニュースには何も言わずに、静観してみようと。

■“生きづらさ”から解放されるのは「自分らしさがどうでもよくなった時」

――そんな休業期間を終えてご自身の中で一番変わったことは何ですか?

自分らしくいるとか、自分らしさとかどうでもよくなりました。

自分らしさを探すのではなくて、自分が心地良いと思える速度で歩いて、おいしいと思いながら食べて……。すると、結果的に周りから見たらそれが「自分らしい自分」になっている。

「自分らしさ」なんて探そうとしても見つからないんですよ。“どういうキャラクターでいよう”とか、“どう人と接しよう”とか、気にせずいたらきっと自分らしくいられるのかもしれないです。

その心地良い状態で仕事をしたら、きっと“生きづらさ”も自然となくなるんじゃないかと思います。

――今こうしてお話している松本さんの表情はとても生き生きとしている気がします。

今すごく目の前がキラキラしているんですよね。仕事に対しても、以前は楽しみではあるけれど、「できるのか私」っていう怖さがものすごくあったんです。でも今は、楽しみでしょうがない。たとえそれができなかったとしても。

私にとっては、駆け抜けた日々がそれはそれで重要だったのかなって思います。その日々があったからこそ180度違う世界を見ることができました。

だから今つらいなとかキツいなと思っている方も、絶対に意味がある。ぼんって跳ね返る瞬間って必ず来るから。やり切って休めばきっと新しい世界が開けると思います。

『映画 妖怪シェアハウスー白馬の王子様じゃないん怪ー』

澪は相変わらず妖怪たちと楽しく暮らしながら、作家になる夢を追いかけている。世間ではAI恋人アプリが大流行し、誰もがスマホを見てニヤニヤしていたが、出版社での仕事に追われている澪は恋愛とはご無沙汰だった。

そんなある日、上司に無茶振りされた取材でイギリス育ちの天才数学者・AITOに出会い、恋に落ちる。理想の王子様との幸せな日々もつかの間、澪はその恋がシェアハウスだけでなく巷の妖怪たちを危険に晒していることを知る。

その頃、人間社会にもある“現象”が起き、人間の未来は大きく変わろうとしていた。人間と妖怪の歴史の分岐点の鍵となる、澪の決断やいかに……!?

出演:小芝風花 松本まりか 毎熊克哉 池谷のぶえ 大倉孝二 他
監督:豊島圭介
脚本:西荻弓絵
配給:東映
映画公式サイト:https://youkai-movie2022.jp/
©2022 映画「妖怪シェアハウス」製作委員会

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