突然、無性にカップ麺が食べたくなることありませんか?私は「マツコ&有吉 かりそめ天国 2時間スペシャル」(テレビ朝日系、2024年4月26日放送)を観ていた時にその瞬間がやってきました。
気になったのは、マツコさんが興奮気味に語っていた日清「どん兵衛」の「だし比べシリーズ 東・西・南・北」。3月に発売された新商品で、「東西南北の "だし" の違いを楽しめる4品」だとか。撮影時点ではまだ食べていなかったというそのシリーズの味を楽しそうに予想しているのを聞いてから、もう食べたくて、食べたくて......。
確かにマツコさんも言っていましたが、東と西はイメージがつきますが、南と北はどんな味なのか、気になる!
定番の東、西も改めて食べると...
で、やりましたよ。東西南北、4種のだしの味比べ(近所のコンビニやスーパーなどを回ったのですが、取り扱ってなかったので、結局ネットで購入しました)。すべて「きつねうどん」です! では早速、ご紹介します♪
【東】
「本鰹×宗田鰹」というダブルカツオの出汁です。宗田鰹と言えば、香りも旨みも強いことで知られていますね。原材料の表示を観ると、「にぼし」も入っているようです(確かに、群馬の祖母はお味噌汁のだしをカツオ節とにぼしでとっていました)。
甘じょっぱいしょうゆベースで「ザ・関東」な感じ。そして、そのスープを吸った、さらに甘いお揚げが口の中でジュワっとするのがたまらん。
関東在住の我が家にはお馴染みの味です。
【東】の七味は赤味がつよくて辛い!でも、この唐辛子の辛さが甘じょっぱいスープと合うんですよねえ。その計算がニクイ!
【西】
「昆布×本鰹」という、これぞ「料亭の出汁の基本」(...なのかな?)という組み合わせ。
表示を見ると、サバとイワシの魚粉も使われているようです。
塩系の透明なスープが優しくて、飽きの来ない上品なお味。そして、このあっさりとしたスープのお陰で、お揚げの甘さが引き立ちます!まいう~♪
【西】の七味はオレンジ系。唐辛子の辛さは【東】よりも強くありませんが、ほどよい苦みとふわっと香る山椒があっさり塩系のスープに合う。さすがは日清さん、芸が細かい!
気になる「南」と「北」は?
さて、ここからがマツコさん同様、私も未知の【南】と【北】。ワクワクしながら容器にお湯を注ぎましたよ。ちなみに、南と北には七味は付いていませんでした。そういうものなのかしらん?
【南】
「焼きあご×サバ節」。出汁の粉末の香りがもう、なんか違います。カツオではないとすぐ分かる魚介系の香りが強く、香ばしく甘い感じ。
スープにすると、甘さレベルは東と同じくらいに強めですが、透明度は西寄りでした。焼焼アゴ調味料とサバのほかに、カツオ節、イワシの魚粉、シイタケ調味料なども入っているそう。夫は「食べたことがない味!」と目を丸くしていました。
【北】
「利尻昆布×鰹節」です。利尻昆布といえば、北海道。強すぎず上品な香りと、旨みの濃さで有名ですね!
こちらは魚介の風味が効いていて、塩気がキリっとしていていますが、甘さは控えめなのであっさり系ではあります。スープの色は【東】よりもやや薄い茶色系。出汁の粉末にはネギと香辛料も入っているようです。マツコさんの予想通り、味は濃い目かも?
最初は「【東】よりも【西】が好み!」と言っていた娘(11歳、今のところ関東にしか住んだことありません)は、前言撤回、「【北】が1番美味しい(ハート)」との感想でした。私的には【南】がクセになりそうな味わいで、「今度みつけたら即ゲットしよう」と心の中でつぶやいていました。
ちなみに、最初から味比べ戦力としては期待していなかった息子(7)の感想は「全部美味しかった」だそうです。想定内の回答に、「だよね」と笑ってしまいましたが、私も同意。全種類のスープがどこか懐かしく、舌にしっくりくる味と心地よい香り......なのに、1つずつ独特の個性があるんです。
奥深い「だし比べ」の世界、ぜひお試しください♪ 1人でじっくり味わうのもよし、複数人でワイワイ意見交換しながら食べ比べするのも楽しいですよ!
筆者:フリーランスライター ピノコ
2児の母。美味しいお酒とおつまみレシピ、そして子供も大人も一緒に楽しめるレシピを日々探求しています。特技は英語、英会話。趣味は水泳、海外ドラマとドキュメンタリー鑑賞。