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インドのフランカーと訓練の F-2戦闘機に「爪痕」? 垂直尾翼の記念塗装 空自の心意気

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インド空軍Su-30「フランカー」戦闘機が共同訓練を行うために飛来し、話題となっている茨城県の百里基地。ただ注目ポイントは航空自衛隊のF-2戦闘機にもあるそう。今しか見られないスペシャルマーキングについて話を聞きました。

史上初、日本で行われた日印共同戦闘機訓練

 茨城県の百里基地において2023年1月16日から26日までの予定で実施されている航空自衛隊とインド空軍の戦闘機共同訓練「ヴィーア・ガーディアン2023」。インド空軍からはSu-30MKI戦闘機4機と150名の隊員が百里基地に派遣されており、航空自衛隊側も百里基地に所在する第7航空団のF-2戦闘機4機と、石川県の小松基地から飛来した飛行教導群(通称アグレッサー)のF-15戦闘機4機が参加して、日印の主力戦闘機による戦技向上が日々行われています。

Large 230123 f2spema 01記念塗装機となったF-2Aの単座型63-8537号機(布留川 司撮影)。

 今回、インド空軍の戦闘機が日本に飛来するのは初めてのことであり、日本(航空自衛隊)側としても単なる国際共同訓練としてだけでなく、インドと国際交流を図るという意味から非常に特別な機会となっています。そのため、訓練に参加した第7航空団では、それを記念して指揮下の第3飛行隊が運用するF-2戦闘機のうち1機に記念塗装を施して、関係者や報道陣に公開、さらに公式SNSなどで披露していました。

 そもそも記念塗装機とは、特別な催しや式典などで特別なマーキングを描いた機体のことを言います。航空自衛隊では、隊員の士気向上と一般へのアピールを目的に行われるもので、飛行隊の創設記念行事や所属基地の航空祭などに合わせて期間限定で実施され、通常は相手に発見されないよう、迷彩塗装で覆われている戦闘機や輸送機が鮮やかなグラフィックスで飾られます。

 記念塗装のデザインには関係する部隊や実施場所、時期などをモチーフにしたものが採用されますが、今回「ヴィーア・ガーディアン2023」で用意された記念塗装機は、垂直尾翼部分に「武者」「虎」「ドクロ」のマークと、共同訓練名である「ヴィーア・ガーディアン」の文字をアルファベットで描きこんでいました。

凝ったデザイン、虎の爪痕の意味は?

 この「武者」「虎」「ドクロ」の3つのマークが指し示すものは、今回の共同訓練に参加した3部隊です。武者とドクロは航空自衛隊で、F-2を装備する百里基地の第3飛行隊と小松基地から飛来したF-15装備の飛行教導群がそれぞれ部隊マークとして使用しているものになります。

 一方、虎はインド空軍から参加した第220飛行隊にあたるそう。この飛行隊のニックネームは「デザート・タイガー」であり、そこから前出した3つを描いた形になっています。なお、それぞれが引っ掻かれた爪痕の隙間から覗くようなデザインになっているのは、インド空軍飛行隊の部隊マークの虎から連想したものですが、同時に「今訓練が歴史のうえで爪跡を残す」という意味も込めているからだというハナシでした。

Large 230123 f2spema 02垂直尾翼の右側。文字部分は日本の国旗をイメージして中央が赤色になっている(布留川 司撮影)。

 加えてよく見ると「ヴィーア・ガーディアン」の文字の中にも、左側にはインドの国旗、右側には日本の国旗がそれぞれ描かれており、これもまた日印のパートナーシップを表現するものとなっています。

 デザインは部隊内での公募という形で複数のアイディアを準備、そこから選定されたそうですが、この「ヴィーア・ガーディアン」記念塗装機の案を出したのは、第7航空団に所属する第3飛行隊の整備員である岡野2等空曹です。彼は「個人的に図画デザインや工作などが好き」なんだそうで、このような公募にはいつも積極的に参加しているとのことでした。

 岡野2曹のデザインは、これ以外にもいくつか採用されているようで、前出の記念塗装機だけでなく、今回の共同訓練時に航空自衛隊員が付けているパッチ(ワッペン)の図柄も彼が原案だそう。過去にはF-4EJ「ファントムII」が2020年に完全退役する時の記念塗装機のデザインも担当していたとのことでした。

ステッカーシールだから作業日数はわずか3日

 ちなみに、今回の記念塗装機では、従来のような機体表面への塗装ではなく、ステッカーシールを貼る形で施工されたのも特徴です。これは最近のクルマや民間旅客機などで用いられているラッピングの手法で、専用プリンター(今回は外部の業者に依頼して製作)で印刷された巨大なシールを該当箇所に手作業で貼り付けていくものです。

Large 230123 f2spema 03垂直部翼の左側。文字の中はインド国旗が柄で入れられている(布留川 司撮影)。

 航空自衛隊によると、今回F-2戦闘機に用いたステッカーシールは外部の業者に依頼して製作したそうですが、塗装と違ってより細かいタッチの表現が可能となり、図柄内のグラディエーションによる陰影が見事に表現されていました。

 また、ステッカーシールのもうひとつの利点として、施工時間も短くなる点が挙げられます。従来の塗装の場合は色ごとでマスキングと塗装を繰り返すため、機体全体を塗る場合は数週間にも及ぶ作業が必要となり、作業期間中その機体を飛ばすことはできませんでした。しかし今回、ステッカーシールを使った特別塗装機の施工は、3名の隊員(岡野2曹、内藤3曹、三浦3曹)によって約3日で済んだとのことです。

 また当初、記念塗装機は単座型(ひとり乗り)F-2Aの1機だけでしたが、後日複座型(ふたり乗り)のF-2Bでも同じデザインの記念塗装機が用意され、1月24日にはインド空軍の西部航空コマンド司令官パンカジ・モーハン・シンハ空軍中将を後席に乗せて飛行しています(操縦は航空自衛隊のパイロット)。

「ヴィーア・ガーディアン」の記念塗装機は日印共同訓練の期間中だけしか存在しないレア機で、訓練終了後には通常の状態に戻してしまうそうです。デザイン担当の岡野2曹は「記念塗装やパッチ等は、隊員の士気向上、団結を目的に行われています。ファンの方々も同じ思いで楽しんでいただけたら大変うれしく思います」とコメントしてくれました。

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