「放課後はゴールデンタイム」をビジョンに活動する特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールは、小学生の放課後の過ごし方に関する独自調査を実施しました。
「もっと友達と遊べるようになるには、どうなるといい?」、小学生の回答は……
「放課後にもっと友達と遊びたい」と回答した小学生は76.2%と、約8割に達しました。
「どうして放課後に思うように友達と遊べないのか」という問いに対しては、「友達と予定が合わないから(48.7%)」がトップに。次いで「自分が塾や習い事で忙しいから(35.2%)」との回答がありました。
そして「もっと友達と遊べるようになるには、どうなるといいと思いますか?」との質問では、「友達の遊べる日が増える(39.1 %)」や「やらなきゃいけないことを減らして遊べる日を増やす(33.9%)」との回答がありました。
小学生と保護者へのインタビューで思うように遊べない理由を聞くと、子どもからは「習い事や宿題で時間がないから遊べない」「自分も友達も習い事があって予定が合わないことも多い」「友達が学童をやめちゃった(から一緒に遊べない)」「公園が近くにない」といった、時間・仲間・空間の「3つの間」に課題があることがうかがえました。
一方、保護者からは「子どもの遊び場がとにかく少ない」「公園はあるけど子どもが遊べるように整備されていなくて、危なくて遊べない」など、子ども同士で安全に遊べる場が少ないという声が出ました。
また、「校庭開放はあるが、一度家に帰ってから遊びに行くルール。家と学校が遠いから遊びに行かない」「ドッジボールを楽しみに児童館に行っていたけど、職員さんにドッチボールを禁止されてから行かなくなった」、「学童の支援員不足で目の前の公園にも行けない」など、遊び場のルールや人・環境による制約のため思うように遊べない場合もあることがうかがえます。
調査概要(1)
実査委託先:マーケティングアプリケーションズ「サーベロイド」
調査期間:2023年8月10日(木)
調査対象:小学生の子どもを持つ男女(有効回答数:302)
調査方法:インターネット調査
※小数点第二位以下を四捨五入しているため、合計値が100%にならない場合もあります。
調査概要(2)
調査期間:2023年8月24日(木)〜9月20日(水)
調査対象:小学生(1〜6年生)とその保護者(有効回答数:個別インタビュー10回/グループインタビュー1回)
調査方法:対面またはオンライン
特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール
https://npoafterschool.org
(マイナビ子育て編集部)