サントリー食品インターナショナル(東京都港区)が販売する人気の炭酸飲料には、「ペプシ BIG<生>」(600ミリリットル)と「ペプシコーラ」(490ミリリットル)があります。いずれもペプシのロゴが入っており、店頭でどちらを購入しようか迷った人も多いのではないでしょうか。
両者は、容量以外にどのような違いがあるのでしょうか。同社ブランド開発事業部の上田大輔さんに聞きました。
生コーラスパイスで爽快感アップ
Q.そもそも、「ペプシコーラ」を販売する中、なぜ2021年に「ペプシ BIG<生>」を発売したのでしょうか。狙いについて、教えてください。
上田さん「コーラ好きのお客さまが求める“うまさ”をさらに追求するためです。当社が、コーラユーザーの飲用シーンや飲用気分を改めて調査、深掘りした結果、『仕事後など、1日のあらゆる区切りとなるシーンで、生き返る気分になりたくてコーラを飲む』といった声がありました。その声に着想を得て、“生き返る気分になれる超爽快なペプシ”を目指し、開発しました」
Q.では、「ペプシ BIG<生>」と「ペプシコーラ」の主な違いについて、教えてください。原材料に違いがあるのでしょうか。
上田さん「原材料に大きな違いはありません。世界140カ国以上で愛飲されているペプシコーラは、心地よい刺激と爽快感が特徴です。ペプシ BIG<生>は、ペプシコーラをベースに、数十種類ものスパイスの中から選び抜いた『生コーラスパイス』を新たに配合し、非加熱製法で作り上げています。
そのため、生コーラスパイスのフレッシュな味わいが最大化され、口に入れた瞬間にガツンとくるペプシコーラの“飲み応え”とともに、喉を通った後にスッと引く“後ギレ”が強化され、“ペプシ史上最高レベルの爽快感”を実現しています」
Q.「ペプシ BIG<生>」と「ペプシコーラ」の購買層について、教えてください。それぞれ、どのような人が購入するケースが多いのでしょうか。
上田さん「ペプシコーラは心地よい刺激と爽快感が特徴のため、『世界140カ国以上で愛飲されているコーラの味を楽しみたい』と考えるお客さまが購入しています。一方、ペプシ BIG<生>は、お客さまご自身の嗜好(しこう)やタイミングに沿って、飲み応えと爽快感を求めて飲用されることが多いです」
Q.現在、「ペプシ BIG<生>」と「ペプシコーラ」は、どちらの方が人気なのでしょうか。また、これまでにどのような意見が寄せられているのでしょうか。
上田さん「販売数量を公表していないため、人気については詳細をお答えできませんが、いずれの商品も好評いただいております。ペプシ BIG<生>は飲み応えと爽快感に言及するお客さまが多いです。
一方、ペプシコーラは、同商品のキャラクター『ペプシマン』(1990年代にテレビCMなどに登場)のイメージや、学生時代に飲んだイメージなど、自身の原体験を踏まえた意見が多く寄せられているほか、『アメリカで飲まれているコーラ』としてのイメージが強く、『本場のコーラ』『格好良い』といった内容の意見も多いです」
オトナンサー編集部