お好み焼きパンファンに朗報です。
全国のファミリーマートは、2022年8月4日から夏祭りの屋台で定番の食べ物をイメージしたパン4種を販売(※沖縄県を除く)していますが、その中に「お好み焼きみたいなパン」があります!
お好み焼きみたいなパン......といえば、セブン-イレブンでもファンの多い総菜パン(名前は「かつお節香る もちもちお好み焼きパン」)が思い出されます。
せっかくなので、食べ比べてみました。
見た目、重さ、カロリーは?
ファミマの「お好み焼きみたいなパン」は、夏祭りの屋台で販売される「お好み焼き」の見た目と味わいをイメージし、焼きそばフィリングを包んだパンです。価格は税抜128円。
袋から取り出してみると、丸いかたちのパンが出てきました。お好みソースやかつお節、マヨソースなどがトッピングされていて、食欲をそそるお好み焼きの匂いです。
ソースの下のパン生地は白いです。記者の自宅にあったはかりで計量したら、重さはおおよそ85g程度でした。
サイズは約11×9.5cm。厚みは約3cmあります。
一方、セブンは「かつお節香る もちもちお好み焼きパン」。こちらは税抜160円です。
粉末のかつお節を配合したもちもち食感の生地に焼きそばを包んだ、お好み焼き風の惣菜パンです。
両者とも「お好み焼き風」で、かつお節やソースがトッピングされている点は同じですが、セブンは生地が薄く、ファミマのものと見た目から全く違います。
重さはおおよそ110gほどあり、ファミマのものよりは少しボリュームがあります。
ちなみに、製造者はファミマが山崎製パン、セブンがタワーベーカリー。熱量は、ファミマが227kcal。セブンが279kcalです。
パンメインか、焼きそばメインか
では、ひとつずつ食べてみましょう。
まずはファミマから。
パン生地は、もちもちとした食感が特徴になっています。たしかにもちっとしていて弾力がありますが、歯切れがよいです。パサつきはなく、噛むと甘みが感じられます。
焼きそばフィリングはパンの中央に入っていました。量はやや控えめで、主役はあくまでパン。麺は食べやすいよう細かくカットされています。
焼きそば部分を食べてみると、意外と濃いめの味付け。原材料名の欄に、「紅生姜入り焼きそば」の記載があり、紅生姜が効いています。
また、キャベツの風味と食感もしっかりしています。焼きそばとパンを一緒に食べるとちょうど良い濃さになりました。マヨネーズの味もあり、「お好み焼きみたい」という商品名にも納得です。
セブンのパンは、本当に焼きそばが"そのまま"入っています。
生地は驚くほどにもっちもっち。パン生地というよりも、クレープ生地のような印象です。
焼きそばは、全体的にかなりたっぷり入っていて、麺もしっかりしています。こちらは具材が特に入っているわけではなく、紅生姜やキャベツも感じられません。
麺はマヨネーズのコクも感じられる優しい味付け。濃すぎず、麺のみで食べてもおいしくいただけました。セブンはパンではなく、焼きそばが主役という感じです。
どちらもタイプの違うパンで、甲乙つけがたい仕上がりでした。
パンとしてしっかり楽しみたい人はファミマ、焼きそばメインで食事としてがっつり食べたい人はセブンが良さそう。
焼きそばパンファンは試してみて。