そしてどれも40代以上ホイホイ……。
南海の大ベテラン「30余年前の姿」に戻る
南海電鉄は2024年7月18日、運行開始から55周年を迎える7100系電車を、「1992年以前の」復刻塗装にて運行すると発表。これにSNSなどで大きな反響が寄せられています。
南海7100系。かつての塗装が復刻される(画像:写真AC)。
7100系は1969年にデビューし、今もなお南海本線の主力のひとつとして走る車両。現在はブルーとオレンジのラインカラーが施されていますが、これを「濃淡グリーンのツートンカラー」に復元します。現在のカラーは、1992年から約3年をかけて順次塗り替えられたものだとか。
南海は2023年、高野線の6000系電車をステンレス無塗装に復元したところ、7100系についても「旧塗装で運行してほしい」との声が寄せられ、その期待に応えるといいます。4両1編成を塗り替え、8月21日から運行します。
また同日、グループの泉北高速鉄道も、3000系電車を導入当初のデザインに復刻すると発表。現在の電車にある青いラインカラーや「SEMBOKU」のロゴを取り除いた編成を、7月31日から運行します。
「南海グリーンがまた帰って来るので凄い楽しみ」「南海さんありがとう!」「泉北3000系はみたい」など、SNSでは両車の復刻塗装に驚く声とともに「え?南海でも復刻塗装やんの?」といった声も。
実は6月には京阪電鉄が、1964年デビューの2200系電車を1988年当時の「緑の濃淡」塗装にして運行すると発表していたのです。こちらは7月28日から、車両銘板なども当時の状態に復元して運行します。
SNSでは、「まさかこの時代に京阪と南海の緑ツートンを両方見られるとは」「今年の夏は、南海・京阪・泉北高速鉄道と復刻塗装祭り状態です」など、同時期に複数の私鉄で懐かしの塗装が再現されることが話題になっています。「この流れに乗って」と、関西の他私鉄の車両についても復刻塗装を望む声も見られます。
今回の復刻塗装を記念し、南海、泉北、京阪とも各種イベントを企画しています。