「気づけば開業間近」となっているかもしれません。
2029年開業に向け工事最盛期
大阪府の郊外をむすぶ大阪モノレール(乗りものニュース編集部撮影)。
大阪モノレールが2024年1月31日(水)、門真市から南へ約8.9km延伸する工事について、ブログで月例となる進捗報告をおこないました。
大阪空港から門真市まで、大阪の郊外を約21kmにわたってぐるっとむすぶ大阪モノレール。2020年に東大阪市内への延伸区間が着工しました。新たな終点は近鉄奈良線に接続する「瓜生堂駅」で、途中駅に松生町・門真南・鴻池新田・荒本の4駅が予定されています(いずれも仮称)。
1月時点の工事状況を見ると、まずは終点に新設される車庫「瓜生堂車両基地」で地下の基礎部の工事が続いています。掘削や足場配置、鉄筋組み立てを経ていよいよコンクリート打設の段階へ移っています。それが終われば、いよいよ地上部の建設がはじまり、目に見えてモノができていく風景となります。
いっぽう本線部ですが、こちらも全線にわたって工事が同時並行で進捗中。橋脚が各地でニョキニョキと姿を現しており、ある工区が完了すれば、また別の工区でコンクリート打設がスタートするなど、まさに工事最盛期を迎えています。
大阪府の公表によると、1月はじめ時点で、工事から詳細設計、橋桁製作まで、あわせて26もの施工業者とコンサルタントが同時進行で動いていて、工事はすでに3件が完了済みです。
最近では西鴻池町工区が昨年12月に橋脚完成。本庄西工区では10月に橋脚のコンクリート打設がスタート。門真南駅北側の工区では、はやくも鋼製橋桁の架設まで完了しています。その他の工区でも「橋脚の2本目が完成しました!」「橋脚のこり3基です!」といった報告が相次いでいます。
開業目標は2029年。あと5年ほどです。遠い未来のことだと思っているうちに、現地はあれよあれよと完成形に近づいてきています。