対地攻撃もできそう。
無人水上艇にロケットランチャーを搭載
ウクライナ国防省は2024年5月22日、ロケットランチャーを搭載した無人水上艇「シーベビー」の画像を公開しました。
ロシア海軍のロプーチャ級揚陸艦。無人水上艇の攻撃で黒海艦隊の「ツェーザリ・クニコフ」が撃沈されている(画像:ロシア国防省)。
ウクライナ軍は有力な艦艇を保持していませんが、爆薬を搭載して敵艦に体当たりする無人水上艇などを活用した非対称戦術により、ロシア海軍の黒海艦隊に打撃を与えています。黒海艦隊は相次ぐ損害により、艦艇の大部分をクリミア半島にあるセヴァストポリからさらに東のノヴォロシースクまで後退させており、活動も低調になっています。
今回、「シーベビー」に搭載されたのは、BM-21「グラード」のロケットランチャーとのこと。ウクライナ国防省は「現在、これらの無人機はロシア艦隊にとってさらに危険なものとなっている」とコメントしています。
ロケットランチャーを搭載した無人水上艇がどの程度有用なのかは不明ですが、対艦攻撃だけでなく、対地攻撃も想定していると見られます。