漫画「発音」のカット(パパ頭さん提供)
高校で倫理教師を務めるかたわら、兼業として漫画制作や講演などを行うパパ頭さんの漫画「発音」が、Xで合計1万以上の「いいね」を集めて話題となっています。
アイルランド出身の同僚と、英語と日本語をお互いに教え合うことになりました。作者が「英語に比べて日本語の発音は楽でしょ?」と聞くと同僚は…という内容で、読者からは「2人ともかわいらしい」「感覚として覚えるのが大事なんですね」「口周りの筋肉の使い方からして違う」などの声が上がっています。
日本人の「普通」は、外国人には「超難問」?
パパ頭さんは、Xでは日常漫画アカウントの他に、ゲーム実況アカウントと教員アカウントも運用しています。2023年に『パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話』(KADOKAWA)を出版しました。パパ頭さんに作品について話を聞きました。
Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。
パパ頭さん「アイルランド出身の同僚との会話の中で、発見したことを漫画にしました。自分にとっては当たり前で特に難しいとは思わないような日本語でも、外国人にとっては極めて難しいということがあるんだなと気付き、面白いと感じました」
Q.この後もお互いに語学の勉強は進んでいますか。
パパ頭さん「はい。一般的なテキストには載っていないけど、現地の人がよく使う単語や言い回しなどを教え合うこともでき、お互い非常に楽しく勉強を続けることができています!」
Q.お互いに教え合うことになったきっかけは何だったのでしょうか。
パパ頭さん「お互いにオタクで、アニメやゲームの話題で盛り上がったのがきっかけになりました。本当はもっと細部まで語り合いたいのですが、それには言語力が必要になります。それでお互い頑張っている感じです」
Q.友人の日本語の発音を聞いて、「すごく難しそうだな」と感じた言葉は他にもありましたか。
パパ頭さん「読み方が一緒でも、イントネーションで意味が変わる単語は難しいようです。例えば『橋と箸』、『味と鯵(アジ)』、『借りと狩り』みたいな単語ですね」
Q.反対に、友人が意外とあっさり発音できた日本語の言葉はありましたか。
パパ頭さん「これはオタク特有の現象で汎用性はありませんが、アニメで繰り返し聞いた音の発音はめちゃくちゃいいです。同僚でいうと『キラークイーン、第3の爆弾!』の発音は日本人並みに流暢です」
Q.今回の作品について、どのようなコメントが寄せられていますか。
パパ頭さん「シンプルな感想の他に、言語ごとの発音の特徴について学術的に掘り下げてくださっているコメントもあり、非常に勉強になりました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
パパ頭さん「同僚とのやりとりについては反響があり、楽しく読んでいただけた手応えを感じました。これまで妻子とのやりとりを中心に漫画を描いてきたのですが、今後は同僚とのことについても描いてみようかなと考えています」
オトナンサー編集部
