春は転勤が多い季節といわれています。そんな中、不動産情報サイト「おうち売却の達人」を運営する全国不動産売却安心取引協会(大阪市淀川区)が、「転勤とマイホーム」に関する調査を実施。その結果を公表しました。
転勤経験が多い人は「賃貸に出す」を選択
調査は3月6日、30歳以上50歳未満の男性会社員(子どものいる既婚会社員。正社員で世帯年収500万円以上)を対象にネット上で実施。2993人から回答を得ています。
まず、転勤の経験の有無について聞いたところ、「1回あり」(14.5%)、「2回あり」(9.2%)、「3回あり」(7.0%)、「4回あり」(3.8%)、「5回以上あり」(13.2%)、「なし」(52.3%)でした。47.7%の人が、転勤の経験があることが分かりました。
次に、転勤経験がある人に「内示が出たときに住んでいた家の種類」を聞きました。転勤回数が1回の人で最も多かったのは、「持ち家(戸建て)」(38.9%)で、「賃貸(集合住宅)」(30.1%)、「持ち家(集合住宅)」(13.3%)と続いています。
また、転勤経験が複数回の人も、最多は「持ち家(戸建て)」(42.3%)で、「賃貸(集合住宅)」(33.3%)、「社宅・寮」(19.4%)と続いています。転勤回数が多い人は、賃貸住宅、社宅、寮に住む傾向にあります。
持ち家(戸建て・集合住宅)に住んでいた転勤経験者に対して、内示が出たときに住んでいた持ち家をどうしたか尋ねました。
転勤回数が1回の人は「単身赴任」(52.4%)が最も多く、「そのまま維持(空き家に)した」(32.6%)、「売却した」(7.5%)と続きました。
一方、転勤経験が複数回の人も、最多は「単身赴任」(46.9%)、2番目に多かったのは「そのまま維持(空き家に)した」(39.9%)でしたが、3番目は「賃貸に出した(普通借家契約)」(8.5%)でした。
オトナンサー編集部