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昭和50年代の文庫本に“今ではあり得ないミス”が2か所あった! 発見した1万人が共感「かわいい」「ほっこりする」

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時代とともに変化する出版物の形

 全国出版協会・出版科学研究所(新宿区東五軒町)が発表したデータによると、2020年の出版市場(推定販売金額)は1兆6168億円。

 内訳は、紙の出版物が全体の75.7%を占める1兆2237億円(前年比0.1%減)、電子出版が24.3%の3931億円(同28.0%増)でした。

 4年前の2016年にそれぞれの内訳が88.5%と11.5%だったことからも、電子市場が年々伸長している様子がうかがえます。

 紙と電子の市場が逆転する、という状況はまだすぐには訪れないかもしれませんが、時代の変化や技術の進歩によって出版物の形は変化しています。

 今となってはほとんど見かけなくなってしまったものの代表的な例に、「活版印刷」があります。

 印刷したい文章に合わせて鉛に彫られた活字を1文字1文字並べて組版を作り、それに塗料(インク)を塗って刷るこの方法は、デジタル製版の普及とともに表舞台から姿を消しました。

千代田区富士見二-十三-三……

 そんな活版印刷が用いられていた時代ならではの「誤植」を、とあるツイッターユーザーが発見。その画像を投稿したところ、フォロワーたちの間で大きな話題となりました。

 投稿したのは木魚庵さん(@mokugyo_note)。作家・横溝正史(1902~1981年)が描いた名探偵・金田一耕助シリーズなどの研究家で、誤植を発見したのも1981(昭和56)年8月に発行された角川文庫『金田一耕助の冒険2』(第5版)の奥付(書物の末尾に、書名・著者・発行者・印刷者・出版年月日・定価などを記した部分)でした。

昭和56年に発行された文庫本。2か所ある誤植、分かりますか?(画像:木魚庵さんのツイート)

 投稿した画像に

「まだ写植工(※植字工)さんが活字を一字一字拾っていた時代の誤植」
「ちなみに同じミスが2個あります」

というつぶやきを添えたことで、フォロワーたちはおのおの画像のミスを探す展開に。

 発行者、角川春樹、発行所、株式会社角川書店、東京都千代田区富士見、と目を凝らして奥付の文字を追っていくと……。たしかに2か所、活字が上下逆さまになっているところが確認されました。

文字が逆さま、逆に「オシャレ」

文字が逆さま、逆に「オシャレ」

 これには

「上下逆さま、何だか愛(いと)おしい」
「味があっていいね」
「半周回ってオシャレ」

と、新鮮な驚きを感じたというリプライ(返信)が次々と寄せられて、2021年9月3日(金)12時現在、いいね の数はおよそ1万件に上ります。

活版印刷に使われていた鉛製の活字のイメージ(画像:写真AC)

 投稿した木魚庵さんは、2020年9月3日に『金田一耕助語辞典』(誠文堂新光社)を出版するほどの研究家で、かいわいでは知られた存在。

「横溝正史の本は常に手元に置いて読み返していますが、奥付はなかなか見返す機会がありませんでした。今回、文庫の発行日を確認する必要があり奥付をチェックしていたところ、製本所の『所』が逆さになっているのを発見しました」

と、その経緯を話します。

「今の印刷方法ではこのような間違いは起きないことは承知していたので、珍しがってもらえるかと思いツイートしたところ、予想以上に反響がありとても驚きました」

 実は、投稿した際には「所」の1か所しか誤植を見つけていなかったという木魚庵さん。ツイート直後から「間違いがふたつある」というリプライが相次ぎ、あわてて確認したところ電話の「話」も逆さになっているのを発見したのだそう。

「皆さんの目ざとさには舌を巻きました」

誤植は「味わいがある」「かわいい」?

誤植は「味わいがある」「かわいい」?

 木魚庵さんはさらに、

「職人さんが手がけた仕事を間違い探しのように使ってしまいましたが、昔の印刷技術ならではの誤植に対して『ときめく』『味わいがある』『かわいい』『ほっこりする』などポジティブな意見が多く見られたので、紹介できてよかったと思っています」

とも話しています。

鉛製の活字を1文字ずつ拾い、並べたイメージ(画像:写真AC)

 冒頭で紹介した全国出版協会・出版科学研究所の調査では、電子出版市場のうち87.0%を占めたのが電子コミック。新型コロナ禍の「巣ごもり需要」や『鬼滅の刃』大ヒットにより前年比31.9%増の伸びを見せたとしています。

 一方、電子書籍も前年比14.9%増と好調。漫画だけでなく一般書籍も、電子版で読む読者が徐々に増えているもようです。

 出版物の形が変わりゆくなか、現代ではあり得ない誤植の跡を残した昭和50年代の文庫本は、今後さらに貴重なものになっていくのかもしれません。

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