タレントの山口もえさんが、夫で「爆笑問題」の田中裕二さんとの夫婦関係について明かしました。
「ゴミ捨ててね」「わかった~」って言ったのに……
テレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」に三児ママの山口もえさん、同じく三児ママの中村仁美さん、そして二児ママの高橋ユウさんが出演。「悩まサレ妻たちの井戸ママ会議」という企画で、クロストークを展開しました。
それぞれ、夫は「爆笑問題」の田中裕二さん、「さまぁ~ず」の大竹一樹さん、元格闘家で現在は実業家の卜部弘嵩さん。「夫への不満&家事の愚痴」というテーマ通り、家庭内の愚痴が出てくる出てくる……。
たとえば、高橋さんは「夫の炊飯器の使い方がわからない」といい、家事の分担に不満があるよう。これに山口さんが「うちは本当に何もしない人だったの。ゴミ捨ててね、わかった~って言って普通にそのゴミをまたいでいく。あれ? って」と、田中さんも結婚当初はまったく家事をしなかったことを明かします。
しかし山口さんは「徐々に徐々にだね、8~9年かけて。とにかく何かしたときに褒める。褒めて育てた」といい、今では田中さんも以前より家事ができるように。しかし大竹さんにはベタボメ作戦が通用しなかったようで、中村さんは「でもうちもそういうふうにやったら魂胆がバレて。一回焼きそば作ったときになんかパパが作った方が美味しいねーってすっごい褒めたら、テレビ番組で『なんか俺に作らせようとしてる』って言ってた。普段から褒めてないからそこが難しいかも」と苦笑します。
すぐ謝る夫に詰め寄ったら「半泣き」
高橋さんは自分が家事をしている横で休憩している夫が「ムカつく」と言いつつも、「でも『ありがとう』と言われるからOK」と、卜部さんにベタ惚れの様子。アスリートとして活躍してきた夫のために食事も子どもたちとは別メニューにしているといいます。
そんな「夫大好き」高橋さんとは逆に、中村さんと大竹さん夫婦は年に1回も「好き」の言葉を交わすことがなく、「ここ10年くらい言われてない」そう。山口さんが「じゃあもう好きじゃないかもしれない」と笑顔で突っ込みますが、そもそも大竹さんは「付き合おう」の一言さえ言わなかった、「わかるでしょって人」のため、塩対応がデフォルトのようです。
夫婦喧嘩をしたあとの仲直りでは、「謝ったら負け」の信念を持つ大竹さんが決してごめんと言わないのに対して、田中さんと卜部さんは“すぐ謝る派”。ただ、山口さんは「(夫が)すぐ謝ってきますけど、あまりにもゴメンって言うからちゃんと考えてないんじゃないの? と思って、詰め寄ったことがある」そう。妻に詰められた田中さんは「俺だって頑張ってるんだよぉ」と半泣きになり、山口さんは「そっかぁ、頑張ってるんだ」と納得したといいます。
また、高橋さんが「ケンカをしたら絶対その日のうちに仲直り。将来(子どもたちが巣立って)また夫婦2人きりになるときがくるから……って常に意識してます」と話すと、山口さんは「えーでもさ、最近は熟年離婚って言葉もあるじゃん? うち夫婦仲いいですけど、熟年になったらわからない。でも、私は夫の弱みを握ってるんですよ」と爆弾発言をし、現場が騒然とします。
ところが、田中さんの弱みというのは……「田中さんは絶対私と別れたくないんですよ」。つまり“惚れた弱み”というやつで、ただの惚気でした。
もともと田中さんは山口さんのファンであるため、中村さんは「どっちかがどっちかのファンってことは、すごく大事だよね。ミキティ(藤本美貴さん)と庄司さんもそうなんですよ、庄司さんがミキティのファンで。田中さんもずーっともえさんのファンじゃないですか。だからずっとうまくいってる。ファンと結婚するのがいい」と熱弁していました。結局、「好き」の熱量こそが良好な夫婦関係を持続させるということなのかもしれません。
夫婦喧嘩の仲直り、きっかけは?
些細なことで勃発する夫婦喧嘩。長期戦になってしまうとだんだん謝りづらくなりますから、なるべく早く仲直りしたいものです。お互い「ごめん」のきっかけを失ってしまっていても、やはり話をするきっかけを作ることが大事。では、どのようにそのきっかけ作りをすればいいでしょうか?
一番簡単なのは、「おはよう」の挨拶です。喧嘩をしたからといって離婚まで発展させたいわけではないなら、挨拶は必ず交わしましょう。「おはよう」と声をかければ案外、ケロッとして「おはよう」と声が帰ってくるものです。挨拶に成功したら「昨日はごめんね」と続けて切り出してみましょう。ただの朝の挨拶ですが、拍子抜けするほど仲直り効果抜群。夜の冷却期間を置いているので、お互い冷静になり仲直りしやすいのです。
朝~日中に喧嘩してしまったなら、帰宅後でもいいでしょう。なるべく早いうちに声掛け、挨拶をするのが理想的です。反対に、翌朝まで怒りを引きずって挨拶もしないと、長期化しやすくなってしまいます。
口下手だったり、顔を合わせるのが気まずい場合は、仲直りの合図やきっかけとして相手の好きな食べ物を用意しておくのも手です。たとえば「好物のプリンを買ってきてくれたらごめんなさいの合図」なんていう夫婦だけの暗黙の了解を感じられるからです。
ただ、言葉で謝ることはやはり大事です。「言わなくてもわかるだろう」と思っていても、長年にわたって不満が蓄積すると大きな誤解にもつながります。面と向かって言うのが無理でも、せめてメールや手紙で気持ちを伝えましょう。手紙やメールを書いているうちに自分の気持ちが整理できるのが良い点です。ただし、怒りにまかせて文章を書き、相手に怒りをぶつけるだけでは逆効果になります。書いた文章は一度落ち着いてから読み返し、必要であれば修正するように心がけましょう。
(マイナビ子育て編集部)