調理するのが面倒な時に便利なレトルトカレー。コンビニのレトルトカレーは安いのも魅力的です。
今回はコンビニ大手3社（セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマート）の「ビーフカレー中辛」を比較。辛さや具材、味わいの違いなどを検証しています。
製造所はローソンのみ異なる
製造所は、セブン-イレブンとファミリーマートがエスビー食品で、ローソンがハウス食品。ローソンだけが異なります。
辛味順位は3社ともにど真ん中
今回は3社ともに「中辛」を食べ比べしますが、「中辛」といっても辛味にはグラデーションがありそうですよね。
今回比較する3社の辛味順位を調べてみたところ、3社ともに辛味順位は5段階中の「3」。辛さは横並びのようです。
セブン-イレブン「ビーフカレー 中辛」105円（税込）実食レポ
北海道産のじゃがいもとにんじんを使い、カレーソースにオニオンソテーとチャツネを加えているのが特徴の中辛ビーフカレー。1食分の内容量は180gです。
1食当たり113kcal・たんぱく質2.9g・脂質4.0g・炭水化物17.1g・食塩相当量2.7gです。
じゃがいもやにんじんはダイス状で、具材自体はたくさん入っているように見えます。
牛肉はややとろけていますが、たくさん入っています。
少々スパイシーでピリ辛ですが、激辛ではありません。カレーの味わいとしては無難にまとめてきている印象。ビーフのコクがやや不足していますが、手の届きやすい価格帯で具材もそれなりにゴロゴロ入っていて満足。
ネット上では「思ったよりもスパイシーで辛い」や「値段を考慮すると大満足」といった声が出ています。
ローソン「牛肉と野菜の旨み広がるビーフカレー 中辛」125円（税込）実食レポ
牛肉のうまみと野菜のまろやかさでバランスよく仕上げた、コク深い味わいに仕上げています。1食分の内容量は180gです。
1食当たり152kcal・たんぱく質3.7g・脂質7.7g・炭水化物18.1g・食塩相当量2.4gです。
具材はじゃがいも、にんじん、牛肉の3種類。セブン-イレブンのビーフカレーと同じです。
じゃがいもは横が長めにカットされています。にんじんや牛肉はひかえめに入っている程度。
コクがあってまろやかなビーフカレーです。ほどよくビーフの旨味も感じます。スパイシーさはセブン-イレブンの方が強調されていた気がしますが、辛さの度合いとしてはセブン-イレブンとほぼ変わらず。
ネット上の意見では「可もなく不可もなし」や「思ったよりもやさしい味で辛さはおとなしいかも」といった反応が出ています。
ファミリーマート「ビーフカレー 中辛」124円（税込）実食レポ
まろやかでコクのある味わいのビーフカレーに仕上げています。1食分の内容量は180gです。
1食当たり136kcal・たんぱく質2.3g・脂質6.5g・炭水化物18.2g・食塩相当量2.7gです。
カレーの色合いが他2社のビーフカレーよりも濃いめ。具材はじゃがいも、にんじん、牛肉の3種類です。3社ともに具材の種類は同じという結果に。
じゃがいもとにんじんはダイス状にカットされていて、牛肉は溶けて形がかなり崩れています。
まろやかで甘みのある味わいで、スパイシーさは後から感じます。ビーフっぽさはあまり強くありません。今回実食の3品の中ではもっとも辛さがおとなしく、甘口から中辛の間くらいの辛さを求めている人におすすめ。
ネット上では「もう少し辛さが欲しい」や「唐辛子を足すとちょうどいいかも」といった意見が出ています。
コスパの良さを重視するなら、セブン-イレブン「ビーフカレー 中辛」がおすすめ
3社ともに低価格でありながら、具材の入り方に物足りなさはなく、クオリティーが高いですね。
ローソン「牛肉と野菜の旨み広がるビーフカレー 中辛」は、コクのあるまろやかなビーフカレーでごはんやナンなどとよく絡めて食べたい人におすすめ。一方、ファミリーマート「ビーフカレー 中辛」は、中辛でありながらも辛さはひかえめで、マイルドなビーフカレーを求めている人にぴったり。
そして、セブン-イレブン「ビーフカレー 中辛」は、無難な味にまとめているビーフカレーで、3品の中で最も値段が安いながらも、具材はゴロゴロと入っていますし、内容量は他2社と同じですので、コストパフォーマンスを重視したい人におすすめです。
みなさんもお気に入りのコンビニ「レトルトビーフカレー」をみつけて、実食してみてはいかがでしょうか。
筆者：グルメライター 相場 一花
飲食チェーン店のメニューを年間100食以上食べ比べる、飲食チェーン店お持ち帰りマニア。コンビニや話題のグルメショップにも足を運んでいます。
