電気あんかやカイロ、電気マットは冷えた足元などを温めるのに便利な製品です。そんな中、これらの製品を誤った方法で使うとやけどを負う恐れがあるとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)がXの公式アカウントや公式サイトで注意を呼び掛けています。
直接肌に当てるのはNG
NITEによると、電気あんかを朝まで布団の中に入れたまま使用したことで低温やけどを負ったり、電源コードの誤った取り扱いが原因で発煙・焼損したりする事故が起きているということです。また、カイロを“足元”などの同じ部位に長時間接触させて使用することで低温やけどを負う事故が起きているといいます。
このほか、電気マットを布団の中に入れて使用し、やけどを負ったり、保管時などの誤った取り扱いで、ヒーター線がよれて発煙・焼損したりする事故が起きているということです。
NITEはこれらの製品を使用する際の注意点について、公式サイトで次のように紹介しています。
■電気あんかで気を付けるポイント
・就寝前に布団を温め、就寝時はスイッチを切るか、体に触れない距離まで十分に離す。
・電源コードを無理に曲げたり、引っ張ったりしない。電源コードを本体に巻き付けない。
■カイロで気を付けるポイント
・カイロを直接肌に当てない。使用部位、目的が特定されているものはそれを守る。
・就寝時には使わない。
・同じ部位に当たる状態で長時間使わない。
・血流を圧迫する使い方をしない。
・こたつの中や暖房器具の近くで使用しない。
■電気マットで気を付けるポイント
・本体を折り曲げたり、しわの寄った状態で使用したりしない。
・布団の中に入れて、就寝用の暖房器具として使用しない。
・針を刺すなど、本体内部のヒーター線を傷つけるような使い方をしない。
オトナンサー編集部