元体操女子日本代表の田中理恵さん。2024年7月27日に東京・渋谷で行われたKDDIとパリオリンピックコラボイベント「auアスリートパーク」のトークショーに登壇しました。
田中さんは、2012年のロンドン五輪に出場経験があります。パリ五輪の注目選手など、自身のこれまでの経験から独自の視点で熱く語りました。
現役時代のパワーの源は...
27日(日本時間)に行われた五輪開会式の様子を、朝のニュースなどでチェックしたという田中さん。「東京2020からもう3年経ったんだ、早いなっていう気持ちが湧いてきました」と、前回の大会を懐かしんでいました。
気になるのは、注目の競技と選手です。田中さんの口から出たのは、柔道の阿部きょうだい、一二三選手と詩選手です。田中さん自身も3きょうだいでオリンピックの出場経験があり、境遇も似ています。
「2人ともメダルを取れるレベルなので、今回もやってくれるんかなって、すごい楽しみと期待がありますね」と、ワクワクが止まりません。
現役時代の応援に関するエピソードを聞かれると、こう振り返りました。
「日本語が聞こえるだけで安心感がありました」
1人で演技をすることに孤独を感じていた田中さん。「ガンバ」「頑張れ」といった日本語の応援が、試合中のパワーになっていたと話します。
イベント終了後、田中さんに直接お話を聞くことができました!
この大会は家族とともに
――パリオリンピック期間中、どのように競技を観戦し、どんな楽しみ方を考えていますか。
田中さん:今、二児の母です。小学校一年生になった娘がいろんなスポーツに興味を持ち始めているので、親として子どもたちに「こんなスポーツがあるんだよ」というのをたくさんテレビ等で見せられたらいいな、と思います。
体操だけではなく、さまざまなスポーツに触れてほしいという親心が垣間見えます。
田中さん:いろいろな競技で『こういう選手がいるんだよ、こういう競技があるんだよ』と家族で楽しめたら、うれしいな。やっと(子どもたちが)オリンピックというものをしっかり分かってきた時期でもあるので。
田中さんにとって、そして子どもの成長とともに新たなフェーズで今回のパリオリンピックを迎えていました。
オリンピックの熱い盛り上がりを肌で感じ、画面の前で「TEAM JAPAN」を全力で応援したくなるようなイベントでした。
東京バーゲンマニア編集部
Written by: 梅谷りな