■輪島・珠洲・能登金剛エリア(県北部)
1.白米千枚田(輪島市白米町)
photo@『白米千枚田』
白米千枚田(しろよねせんまいだ)は、海の目の前の急斜面に何段もの田んぼが広がる棚田で、日本で初めて世界農業遺産に登録された場所です。
緑豊かな夏や雪景色の冬など春夏秋冬で表情を変えるだけでなく、朝、昼、夕方、夜の時間帯でも違った景色になるので、ずっと見ていたくなるほど。
10月中旬から3月中旬にかけて、写真のようなイルミネーションも実施されています。イルミネーションの光は30分ごとに色を変えるので、よりいっそう見応えがありますよ!
白米千枚田
2.巌門(羽咋郡志賀町)
photo@『巌門』
能登金剛を代表する「巌門(がんもん)」。
侵食により幅約6m、高さ約15m、奥行き60mもの大きさの洞門が空いており、まさに荒波の日本海が感じられる場所です。
夏から秋にかけて遊覧船も運航しているので、ぜひとも海からの巌門も見に行ってみてください。
約20分の遊覧で、巌門周辺の「鷹ノ巣岩」「碁盤島」「日本最古の木造灯台」「千畳敷岩」なども見られますよ!
能登金剛遊覧船
巌門
3.見附島(珠洲市宝立町)
photo@『見附島』
浜辺からそう遠くない海の中に、突如としてそびえ立つように現れる見附島(みつけじま)。長さ約150m、幅約50m、高さ約28mの無人島です。
その昔、弘法大師が佐渡から能登へ渡るときに「見つけた」と言ったことが名前の由来になったとか。先端部分が突き出たような形から、別名「軍艦島」とも呼ばれています。
引き潮の時間帯には、見附島まで伸びた踏み石を歩いて渡ることができます。
滑りやすいので、歩きやすい靴で行くようにしてくださいね!
ライトアップされた夜の見附島もとても凛々しい姿になります。
また、写真に鐘が写っていますが、この辺りの海岸は「えんむすびーち」と呼ばれており、カップルたちがこの縁結びの鐘を鳴らして愛を誓う風習があります^^
見附島
4.輪島朝市(輪島市河井町)
photo@『輪島朝市』
朝市って、おいしそうなものやその土地の珍しい特産品が売られていて、とてもワクワクしますよね!
ぜひともおすすめしたいのが輪島朝市。輪島朝市は岐阜県の高山朝市や千葉県の勝浦朝市と並び、日本三大朝市の一つに数えられています。
農家や漁師町の女性が売りに出ているお店が多く、会話や値段交渉を楽しみながら買い物ができるのが魅力。
お土産を買うのはもちろん、朝市名物のグルメを食べ歩くのも楽しいですよ!
輪島朝市オフィシャルサイト
輪島朝市
5.輪島塗体験(輪島市河井町)
上品で高級感にあふれる輪島塗。100以上の工程によって作り上げられるのですが、一部の工程を体験できる工房やお店が輪島市にはあるんです。
難しそうですが、プロが手取り足取り教えてくれるので大丈夫!自分で作った食器や小物は愛着がわきますし、心を込めて作ったものなので贈り物としても喜ばれること間違いなし!
価格も1,000円程度から楽しめるプランや、数千円~数万円のガッツリこだわって作るプランなど、工房によってプランもさまざま。予算や旅程に合わせて体験できるのもうれしいですね。
↓↓↓こういった工房で輪島塗体験ができます。↓↓↓
輪島塗太郎 漆工房.jp
輪島工房長屋
6.【穴場!】世界一長いベンチ(羽咋郡志賀町)
photo@『世界一長いベンチ』
増穂浦海岸に、全長が460.9mもある長~~いベンチがあります。
1989年に、「世界一長いベンチ」としてギネスブックに掲載されました。
その後、記録は更新されてしまったのですが…
「世界一長かった」ことが穴場の理由ではありません!ここから見る夕日がとても美しいから穴場なのです!
ベンチを写真に撮っても「おー!」となるほどの長さ。そして、晴れた日に日本海に沈む夕日は絶景そのものです。
世界一長いベンチ
■和倉・七尾・羽咋エリア(県北中部)
7.千里浜なぎさドライブウェイ(羽咋市新保町)
photo@『千里浜なぎさドライブウェイ』
日本で唯一、波打ち際を車で走れる全長が約8kmの千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ。こんな砂浜は世界でも珍しいそうです。
砂がきめ細かく、一粒一粒が海水を含んで引き締まっているので車が走れるそうです。
ノーマルタイヤでOK!
バイクや自転車もOK!
大型観光バスもOK!
日常では体験できないドライブやサイクリングを楽しむことができます。
ここから見る夕日もとてもきれいですよ。
千里浜なぎさドライブウェイ
8.七尾城跡(七尾市古城町)
photo@『七尾城跡』
七尾城は戦国時代の16世紀前半に能登国の守護・畠山氏が築きました。現在お城はなく、緑の映える城跡となっていますが、日本五大山城の一つに数えられています。
本丸の標高は305mで、能登半島の町並みや七尾湾が一望できます。
また、写真にもあるような数段にもなる石垣のある山城はとても珍しいといいます。石垣が積まれた時期は1540年以前と考えられており、その時代から石垣を積む技術があったことに驚くばかり。
かつての七尾城に思いを馳せてしまいます。
七尾城跡
9.【穴場!】能登島大橋(七尾市磯崎町~能登島須曽町)
photo@『能登島大橋』
七尾市石崎町と能登島を結ぶ、全長1,050mの県内で一番長い橋です。
石崎町側にある公園から見る能登島大橋の風景が美しいのはもちろん、車でドライブしても、自転車でサイクリングしても気持ちいい!
橋を渡った先の能登島では遊びがいっぱい!
「能登島ガラス工房」では吹きガラス体験ができたり、海ではシーカヤックを漕いで洞窟探検ができたり、「能登島家族旅行Weランド」ではキャンプができたり…。
工芸からアウトドアまでできる穴場の島です。
能登島大橋
■金沢エリア(県南中部)
10.金沢駅(金沢市木ノ新保町)
photo@『金沢駅』
金沢駅は金沢の玄関口なので、どこよりも先に見ることになる人も多いのではないでしょうか。正面から見ても中から見ても、圧倒されることでしょう◎
ガラス張りの「おもてなしドーム」や、正面の「鼓門」など、写真に収めたいものばかり。ホームの柱や待合室などいたるところに金箔、加賀友禅、輪島塗などがあしらわれていて、まさに豪華絢爛です!
アメリカの旅行雑誌で、日本で唯一「最も美しい世界の駅14選」に選ばれたほど。空路で石川県に行っても、金沢駅は見ておかなければいけないですね!
金沢駅
11.ひがし茶屋街(金沢市東山)
photo@『ひがし茶屋街』
国の重要伝統的建造物群保存地区となっているひがし茶屋街。
江戸時代からそのまま残る建物や、石畳と出格子の続く風情ある町並みは外国人観光客にも大人気です。
着物のレンタルをしているお店もあるので、せっかくなら着物を着て観光してみては!?素敵な雰囲気のカフェもたくさんありますよ。
夜に明かりが灯ると、またいっそう情緒深い町並みになります。
ひがし茶屋街
12.兼六園(金沢市兼六町)
photo@『兼六園』
金沢で外せない観光スポットといえば兼六園。「水戸偕楽園」「岡山後楽園」と並ぶ、日本三名園の一つです。
四季折々の花や野鳥が見られたり、時期によっては夜に兼六園と金沢城が美しくライトアップされた景色が見られたり…。
敷地がとても広いので、見どころを絞るのが難しいほど。「兼六園めぐりガイドツアー」(一人500円)を利用して、歴史や魅力を深く知るのはいかがでしょうか。
ガイドと楽しむ兼六園
兼六園
13.武家屋敷跡 野村家(金沢市長町)
photo@『武家屋敷跡 野村家』
加賀藩士・野村伝兵衛信貞の屋敷跡が公開されています。
この辺の長町というエリアで唯一公開されている武家屋敷跡のようです。
外観もとても立派で、中に入るとなんとも格式高い雰囲気が漂います。
広い「上段の間」や庭園を眺められる2階の茶室。
庭園には樹齢400年といわれるヤマモモや椎の木、さくらみかげ石の架け橋、大雪見灯篭などがあり、日本庭園の美しさがここに凝縮されています。
武家屋敷跡 野村家
14.近江町市場(金沢市上近江町)
photo@『近江町市場』
「金沢の台所」として市民から慕われ、金沢の食文化を支える近江町(おうみちょう)市場。
なんと起源は1690年(元禄3年)!時代を越えて長く市民に愛されている市場だということが分かりますね。
海鮮丼、コロッケ、串焼きなど、おいしそうなものがいっぱいで、目移りするのは必須です。
夕方4時頃には店じまいをするお店があったり、水曜日は定休日のお店が多いようなので、目当てのお店がある場合は事前にチェックしておくと安心ですよ◎
近江町市場
15.金沢21世紀美術館(金沢市広坂)
photo@『金沢21世紀美術館』
現代アート美術館の金沢21世紀美術館。
「美術はちょっと難しいな…」と感じている方もご安心を!
写真に撮って美しいアートや、触ったり一緒に写真に写って面白いアートもたくさん展示されているんです。
photo@『金沢21世紀美術館』
上の写真の「スイミング・プール」(レアンドロ・エルリッヒ作)は、まるで人が水中にいるようですよね。
水の下が空間になっていて、上から撮っても下から撮っても面白い写真になるんです!
こんなユニークなアートがたくさんあると思うと、行ってみたくなりませんか!?
金沢21世紀美術館
16.【穴場!】和菓子作りなど、いろいろ体験
旅の思い出に、写真映えもバッチリな和菓子を作ってみませんか?
金沢市内には和菓子作りを体験できる場所がたくさんあります。
上生菓子なんて特に繊細な技術が必要そうで、上手にできるか心配ですよね。
でも、プロや職人さんが丁寧に教えてくれるので、初めてでも意外とうまくできますよ!
上生菓子のほか、落雁やせんべいなど持ち帰りやすい和菓子の体験ができるお店もあります。
また、しょっぱい系が好きな方には押し寿司を作る体験や、かぶら寿司の漬け込み体験ができるお店も。
「金沢市観光協会」のサイトで、いろいろな体験プログラムが紹介されています。
金沢市観光協会「金沢なんでも体験プログラム」
17.【穴場!】金箔グルメ
国内の金箔生産量の99%を占めるという金沢市。
金箔をあしらった工芸品や、金箔を配合した化粧品はお土産に買うとして、現地では金箔グルメを食してみませんか?
和食のワンポイントに金箔が少しのっているだけでも豪華なのに、金箔が豪快にのっかったソフトクリームやぜんざい、カステラなど、驚くような金箔スイーツもたくさん!写真映えも抜群です◎
これだけ金箔を使っているのに、目が飛び出るような価格ではないのはさすが金箔生産量日本一の金沢です。
■加賀・白山エリア(県南部)
18.山中温泉(加賀市山中温泉)
photo@『山中温泉』
山中温泉は開湯なんと奈良時代!
歴史の教科書でも出てきた高僧・行基が発見したと伝えられる、開湯1300年の歴史と伝統の深い温泉地です。
山中温泉は山の自然が豊かな場所ですが、日本海からも近いためおいしい日本海の幸をいただくことができます。
冬の温泉旅行でズワイガニやブリなんかが食べられるなんて、最高ですよね!
山の絶景が望める露天風呂やリゾート温泉など、贅沢で大人な雰囲気の温泉宿がたくさんあるので、「ごほうび旅行」にも最適です。
山中温泉
19.「こおろぎ橋」と「あやとりはし」(加賀市山中温泉)
photo@『こおろぎ橋』
山中温泉に訪れた人の多くが渓谷の散策も楽しんでいます。
カメラを持って散策してみましょう!
黒谷橋⇒あやとりはし⇒こおろぎ橋
の順に、約1.5kmの川沿いを散策できる鶴仙峡遊歩道が整備されています。
photo@『あやとりはし』
あやとりはしはその名の通りあやとりのような形!
黒谷橋やこおろぎ橋のアーチも美しい!
思わず写真を撮りたくなるような橋の風景に魅了されます。
鶴仙渓遊歩道
20.【穴場!】那谷寺(小松市那谷町)
photo@『那谷寺』
パッと写真を見ただけだと、「ひっそりとした静かなお寺かな?」と思う那谷寺(なたでら)ですが、見ごたえ抜群のお寺なんです!
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で一つ星を受けたほど!
敷地が広く、自然や庭園、建物の美しさにシャッターを切る手が止まりません。
両脇に立派な木々が生える参道、赤い色と細かい造りが美しい金堂華王殿(けおうでん)、紅葉の時期はとくに絶景が眺められる展望台・鎮守堂…など、見どころがたくさん。
敷地内に重要文化財や名勝指定園もいろいろとあるので、時間をかけてじっくり巡ることをおすすめします。
那谷寺
石川県はこのように、一日では巡りきれないほどの観光地があります!
学生の間に、のんびり連泊して観光してみるというのもいいかも知れません^^
※当サイトに記載されている情報は、時事要因などにより正確でない場合がございます。できる限り正確な情報を更新するよう努めさせていただきますが、詳細な部分に関しましてはご自身で事前にお調べ頂くよう宜しくお願いいたします。