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あえて今、手書きのダイアリーが注目されている理由とは? 『ほぼ日手帳』デザイナーに聞く、「書くこと」の力

マイナビウーマン

ビジネス

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スケジューリングもメモもタスク管理も、全てがスマホ一つで完結できてしまう時代に、じわじわと流行する「手書き文字」や「ジャーナリング」。

手書き派はなぜ、アナログの日記や手帳にハマるのでしょうか。スマホは便利で省スペだけど、自らが「書く」という行為に没頭する人に話を聞いてみると、手書きならではの、とある魅力があるのだそう。

今回お話を聞いたのは、自由に使える手帳としてお馴染みの『ほぼ日手帳』を展開する、株式会社ほぼ日のデザイナー・高山七虹さん。デザイナーとして、毎年の手帳の商品企画やデザインに関わる傍らで、自らも「手帳ラバー」として、10年近く紙の手帳を使い続けているという高山さん。手帳と向き合うことと、そして自分と向き合うことの関わりについて聞いてみました。

■学生時代から手帳が「自分との向き合いツール」

ほぼ日手帳は、株式会社ほぼ日が制作・販売する手帳で、発行開始以来累計販売部数1,000万部以上を誇るヒット商品。「LIFEのBOOK」として、持ち主が自由に使えることがコンセプトの手帳です。

最大の特徴は、1日1ページの自由なスペースと、方眼ベースのレイアウト、薄くて丈夫なトモエリバー用紙。スケジュール管理、日記、スクラップブッキングなど、さまざまな使い方ができ、毎年登場するデザイン性の高いカバーも魅力の一つです。

高山さんと「ほぼ日手帳」の出会いは、なんと高校生の頃だったのだそう。日々のことを書き留めたいと思い立った高山さんが向かったのは、雑貨店の手帳コーナーでした。

「棚にはたくさんの手帳がありましたが、ほぼ日手帳の特徴でもある『日々の言葉』に特に惹かれて手に取りました。1日ページに、ウェブサイト「ほぼ日」に掲載された連載や対談から選りすぐった言葉が小さく載っているんです。出会うはずのなかった言葉に毎日出会えるのがすてきだなと思って、そこから毎年ほぼ日手帳を購入するようになりました」

日々の中で頑張りたいこと、その日思ったことなどを手帳に書き留めるようになった高山さん。大学ではデザイン系の学部に進学し、その後もほぼ日手帳を使い続けます。そして、大学院1年生の頃にほぼ日の長期インターンに参加。大学院を卒業した後、手帳チームの企画・デザイン職として憧れのほぼ日に就職しました。

「ほぼ日のインターンで、自分にしかできないことってなんだろうと考えるようになりました。学部時代の就職活動中はやる気に満ちあふれていて、会社に入ればなんでもできるだろうと意気込んでもいたのですが……。いざほぼ日手帳の自由ページに向き合うと、冷静になって自分を見つめることができるんですよね。

考えているだけでは言語化できなかったモヤモヤした気持ちも、書き出してみると不思議と整理されて、自分が何に悩んでいたのかが可視化されるということは、今でもよくあります」

■「ほぼ日手帳」の使いやすさのヒミツ

企画・デザイン職として入社し、現在は手帳チームで活躍している高山さん。入社後はさらに、ほぼ日手帳が好きになったのだそう。

「ほぼ日手帳といえば、カバーや表紙のデザインの幅広さもご好評いただいています。定番の無地デザインも、毎年カラーリングが違うので、どのカバーにしようかと悩む楽しさがあるとのお声もいただくんです。作家さんとのコラボレーションデザインもたくさんあって、個性を表現することもできます。

商品をデザインするときには、使っていて気分が上がったり、心地いいと感じるイラストや配置、カラーになるよう考えています。持っているだけでもうれしくなるデザインにすることはもちろん、いざ手帳を使う時に、内側にどんな色や絵柄が見えたら楽しい気持ちになれるだろうか、など想像しながら、作家さんとやりとりしています」

手帳カバーのデザインは毎年新作が発売されるため、新作が発表される時期には、SNSも盛り上がりを見せるのだとか。また、カバーのデザインだけでなくページデザインにも、ほぼ日手帳ならではのこだわりが詰まっているそう。

「いちユーザーとしては、なんとなく使いやすい手帳だと思いながら使っていたのですが、実はページデザインにも使いやすさのためのヒミツやこだわりがあるんですね。たとえば1日ページのデザインは、かなり薄めに方眼が印刷されているので、罫線に沿って使うこともできるし、無地のノートのように自由に使うこともできるんです」

実際に高山さんが毎日使っている手帳も見せてもらいました。すると、びっくりするくらいの分厚い手帳が!

「大きく絵を描いたり、買い物した時にもらうショップカードや、職場でもらったふせんをそのまま貼り付けたりすることもあります」

読書記録や食事記録、毎日のタイムスケジュール管理、日記など、それぞれの生活スタイルに合わせて自由に活用できるほぼ日手帳。だけど、高山さんのように毎日のページを埋めることができるのか、不安な人もいるのではないでしょうか。

「実は手帳チームに配属になった時は、誰かに見栄えのする手帳を書かないといけないような気がしてしまっていたのですが、それだと毎日続かなかったんですよね。まずはやっぱり、自分らしい使い方を実践することが大切だと思います。実際、1日ページ月間カレンダーの使い方に悩んでしまうというご相談も多いので、WEBサイトの『ほぼ日』では、さまざまな活用法も紹介しています」

たとえば、月間カレンダーを一言日記に使って、1日ページの方をスケジュール管理に使ってみたり、1日ページにスマホで撮った写真を印刷して貼ってみたり。最近ローンチされたばかりのアプリ版『ほぼ日手帳アプリ』でも、アプリに記録した写真などの思い出を手帳に貼れるサイズでプリントできる機能もあります」

※有料機能

■手帳を開いて、過去の自分を肯定してあげる

手帳と聞くと、無意識にスケジュールを管理するものと思い込んでしまいがちですが、自由に自分の世界観を表現している人もいることが分かります。高山さんも、こうして自由に手帳を使うことが、他にない自分と向き合う時間になっていると話します。

「平日は仕事を始める前と1日の終わりに手帳を開くことが多いですが、その日の自分のタスクだけでなく、今日1日をどんなふうに過ごしたのかを振り返る時間になっています。

重要なことは目立つペンで書いたり、チェックボックスを使ったり……自分の手帳が自分にとって使いやすいものになっていくとすごくうれしいし、工夫してみたくなるんです。好奇心に従って、前のめりになれる感じも心地いいです。

デジタルでラクに記録できる時代ではあると思いますが、ほぼ日手帳を愛用してくださる方の中には、何年も書くことに向き合っている方々もいらっしゃって、“手で書く”という文化はこの先もずっとなくなることはないのだろうと感じています」

1日ページに書き留めてきた、心に残った言葉、忘れたくない言葉。モヤモヤした時には手帳を読み返して、まるで「今」その言葉をかけてもらったかのようにはっとすることもあるのだとか。

「“自分の人生の積み重ね”を追体験できるのは、手帳ならではの良さでもあります。手で書いた文字は、自分を通して出てきた文字なので、見返した時、そこにその時の自分がいるんです。その時はネガティブに考えていた悩みが、手帳を読み返してみると今の自分を肯定してくれる時もあります」

つらかった思いも、大変だった仕事も、時間が経って振り返ってみると、今の自分を強くしてくれる、と高山さん。

「手帳の中には、言いたいことが全然まとまっていないようにも見えるページもたくさんあります。言葉すら選べなかった、ありのままの自分を後に肯定できた時、自分自身が歩んできた道も肯定できるし、それが自分の自信に繋がっています。うまく書けなくてもいいから、手帳の中では自分らしくいれたらいいなと思っています」

ほぼ日のデザイナーとして、そして長年のほぼ日手帳のファンとして。高山さんにとって、手帳との向き合いは、自分自身との対話の時間。

「手帳や日記を手で書くことは、手紙とは違い、自分自身のために言葉を残すことだと思います。私にとって手帳はまさに、自分と向き合うための媒体。人には知られたくないような恥ずかしい過去も、手帳に書き残せば、そんなこともあって良かった(笑)! と感じる思い出になるはずです」

ジャーナリングや瞑想、自己の振り返りツールにぴったりな『ほぼ日手帳』。あなたも豊富なラインナップの中から、自分に合う手帳を見つけてみませんか?

ほぼ日手帳
https://www.1101.com/store/techo/?srsltid=AfmBOoruc1j8mv2dTJUmLekgFKw--aEqSYgSg6MATXfDNm1sjGJR_6CZ

(取材協力:株式会社ほぼ日、取材・写真・文:ミクニシオリ、編集:マイナビウーマン編集部)

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