息子をお風呂に入れる夫の様子を描いた漫画「息子へのスキンシップ」がSNS上で話題となっています。息子のコスギくん(9カ月)をお風呂に入れる担当で、その日もコスギくんと2人でお風呂に入っていた夫。コスギくんの保湿を担当する妻は呼び出し音を聞き、ダッシュでお風呂に向かいますが…という内容で「すてきなエピソード」「パパにキュン」「ほっこりします」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
息子しか知らないパパの顔
この漫画を描いたのは、シカ(ペンネーム)さん(30代)です。ブロガー、ウェブ漫画家として活動しており、子育てや日常の出来事を漫画にして、ブログ「シカブロ」やインスタグラムで発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
シカさん「小学生の頃から漫画家に憧れており、ノート漫画などをずっと描いていました。絵日記漫画を描くようになったのは2年半ほど前からで、趣味として描き始めました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
シカさん「夫の息子に対する、普段見ないようなスキンシップを見てほほ笑ましいなあと思い、つい漫画にしてしまいました。普段はあまり溺愛したり、家の中でもスキンシップをしたりするタイプではなかったので、抱きしめている姿を見て感動してしまいました」
Q.コスギくん、お風呂は苦手なのですか。
シカさん「顔にお湯がかかるのがとても嫌いだったり、シャワーの音がちょっと怖く感じたりするようです。体にお湯をかけるとホワンとして落ち着くのですが、お風呂場に入るときは緊張した顔がデフォルトです」
Q.この日、お風呂の後、旦那さまと何か話したのでしょうか。
シカさん「いろいろ突っ込みたかったのですが、突っ込むと、さらにスキンシップを人に見られることを警戒するんじゃないかと思うので、触れずに流しています。なぜ、そんなに人に(というか私にさえ)見られたくないのかよく分かりませんが(笑)特定の人にしか見せない姿を他の人に見られるのを、とても嫌がるところがあります(私にしか見せない姿は私以外の人に見られたくない…という感じです)」
Q.その後、同じ光景はもう見ていませんか。
シカさん「あれ以来、入るときはノックをするようにしました。なので少し残念ですが、ギュッと抱きしめている姿は見ることができていません。でも、ノックをする前にお風呂場のドアの前で中の様子を聞いていると、何かいろいろ、コスギに話しかけているのが聞こえます(男同士とても楽しそうにキャイキャイしています)」
Q.旦那さまがこっそり、スキンシップをしているのをまた見たいでしょうか。
シカさん「たくさん見てみたいので、夫がコスギをあれこれ構っているところは、あえて見守って流しています。2人の世界というか、2人のコミュニケーションがあるようなので、そこへ私は入らないように外側から見ることに徹しています」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
シカさん「『ほほ笑ましい』というコメントを頂いております。また、夫とは真逆で、スキンシップをたくさん取る旦那さんがいる方からは『スキンシップを(子どもが)許容してくれる時期はとても短いので、どんどんスキンシップしないともったいないですよ!』というコメントを頂きました。それもあって、夫と息子が2人で楽しんでいるときは邪魔をしないようにしています」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
シカさん「育児漫画に関しては、読んでいる方が温かい気持ちになるような、元気が出るようなものをもっと描けたらなあと思っています。また、絵日記以外ですと、完全なる創作漫画を描いていきたいと思っています」
オトナンサー編集部