国道113号バイパス「梨郷道路」が3月9日に開通します。
新潟山形南部連絡道路を構成
新潟山形南部連絡道路を構成する国道113号バイパス「梨郷(りんごう)道路」が、2024年3月9日15時に開通します。
国道113号「梨郷道路」の長井市今泉地内。2023年11月末現在(画像:国土交通省東北地方整備局山形河川国道事務所)。
新潟山形南部連絡道路は、新潟県村上市と山形県高畠町を東西に結ぶ延長約80kmの地域高規格道路です。
計画ルートは国道113号と並行しており、現在までに西側の荒川道路(延長3.6km)と東側の赤湯バイパス(同7.2km)が開通しています。
事業化していない区間もまだ多くありますが、全線が開通すると日本海東北道と東北中央道をつなぐ「東西軸」が形成され、新潟と山形・仙台を最短で結ぶルートが生まれます。
今回開通する梨郷道路は、山形県の長井市大字今泉~南陽市大字竹原を結ぶ延長7.2kmの自動車専用道路です。道路は幅12m、2車線、設計速度80km/hで整備されます。通行は無料です。
梨郷道路は南陽市側で接続する赤湯バイパスを介して、東北中央道の南陽高畠ICとつながります。開通により、国道113号の混雑緩和や物流機能強化、救急搬送時間短縮などが期待されています。
また、途中の川西ICは、9日14時開通予定の国道287号米沢北バイパス(米沢長井道路)に接続。これにより川西町中心部へのアクセス性が向上します。