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EVならではの静音性”現場が変わる!? ワンペダル操作も可能なボルボのホイールローダー国内初納車

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ボルボ・グループ・ジャパンは2025年6月18日、幕張メッセで新型バッテリー駆動式ホイールローダー「L120 Electric」の国内初披露と販売開始を発表しました。

ワンペダルで操作が大きな魅力

 ボルボ・グループ・ジャパンは2025年6月18日、幕張メッセで開催中の「第7回 国際 建設・測量展(CSPI-EXPO)」において、新型バッテリー駆動式ホイールローダー「L120 Electric」の国内初披露と販売開始を発表しました。

Large figure1 gallery3「L120 Electric」の操縦席部分(画像:乗りものニュース編集部撮影)

「L120 Electric」は、従来の同クラスのディーゼル駆動機に匹敵するパワーを備えながら、環境性能を大幅に向上させたフル電動ホイールローダーです。全長8540ミリ、幅2680ミリ、高さ3380ミリ、バケット容量は3.3~5.5立方メートルとなっています。稼働時間は最大9時間で、バッテリー残量20%から80%までの高速充電に要する時間は約2時間です。

 会場では、「L120 Electric」を国内で初めて購入した西尾レントオール株式会社の中野浩二取締役(東京支店長)と、ボルボCEアジア地域責任者のトーマス・クタ氏が登壇し、キー贈呈式が行われました。

 この車両の最大の特徴の一つは、バッテリー駆動による高い静音性です。同社の元小売開発部門責任者であるラマラジャン氏は、「従来では難しかった作業員同士の現場での会話も可能となり、安全性の向上につながります」と説明しました。

 また、EVならではの利点として、ワンペダル操作への特化も挙げられます。「L120 Electric」には各ホイールに回生ブレーキが組み込まれており、アクセルペダルのみでの減速・停車・徐行が可能です。長時間の作業ではオペレーターの脚にかかる負担が大きくなりますが、ワンペダル操作によりこれを軽減できることが期待されます。

 国内の主な想定ユーザーは、全国に約300〜400カ所ある砕石場やアスファルトプラントなどです。これらの現場では電源が確保しやすく、またCO₂排出量も多いため、EV化により温室効果ガスの抑制が可能になります。中野取締役は、「“環境負荷の少ないアスファルト”といった価値提案が可能になるかもしれません」と述べました。

 なお、本車両の国内販売は山﨑マシーナリー株式会社が担当し、レンタルは西尾レントオールで順次開始される予定です。

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