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今から60年前、東京タワーは完成直後「曲がっている」とうわさされたことがあった

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今でも東京を象徴する東京タワー

 東京の象徴といえば、港区芝公園にある東京タワーです。電波塔としての役目も、その高さでもトップの座を譲りましたが、東京を象徴する建築物であることは間違いありません。鉄骨がむき出しという武骨さも親しまれる理由でしょう。

東京タワー(画像:写真AC)

 この東京タワーを設計したのは、内藤多仲(たちゅう)という人物です。

 新宿若松町にある日本最初の鉄筋コンクリート壁式構造建築「早稲田大学 内藤多仲博士記念館」は、内藤が建築した自らの家です。柱や梁(はり)を使わず、壁と床スラブだけで建物を支えており、現在も建築学科の学生が利用する生きた教材です。

 そんな内藤の技術理論が高い評価を得たのは、1923(大正12)年の関東大震災です。多くの建物が大破する中、内藤が手がけた日本興業銀行本店や当時建築中だった歌舞伎座はびくともせず、その耐震構造が注目を集めました。

 特に内藤に依頼が多かったのは鉄塔です。愛宕山に建設されたNHKの放送塔を皮切りに各地にラジオ局が建設されると、自立式三角鉄塔2基を1組とした塔を全国で設計しました(『東京新聞』2006年7月1日付朝刊)。

災害に強い東京タワー

 戦後になると、名古屋テレビ塔、2代目通天閣、別府タワー、博多タワーなどを次々と設計。内藤は1970(昭和45)年に亡くなりますが、その死後も「塔博士」「耐震構造の父」と呼ばれ尊敬されています。東京タワーを初めとする鉄塔はもちろん、大丸京都店など多くの建築物が現役で使われています。

 実際、内藤の設計の正しさは東日本大震災でも証明されています。このときには揺れでタワーの頭頂部が曲がる被害が発生しましたが、それ以外に大きな問題は起こりませんでした。

東京タワーの展望台からの眺め(画像:写真AC)

 フィクションの世界では怪獣に壊されたり、折れたり曲がったりしている東京タワーですが、現実はちょっとやそっとではびくともしないのです。

完成後に流れたうわさ

完成後に流れたうわさ

 ところが東京タワーの完成から間もない1959(昭和34)年、東京でタワーが「曲がっている」といううわさが流れ始めたのです。それと同時に、東京タワーの周辺では『恨みの恨みの東京タワー』という歌が流行しているといううわさも。

『恨みの恨みの東京タワー』は誰も歌詞も知らなければ聞いたことすらない、それなのにタイトルだけは知られているという謎の歌でした。このえたいの知れないうわさの実態を調べた記事が、『週刊新潮』1959年12月14日号に掲載されていました。

東京タワーの展望台(画像:写真AC)

 うわさの元を訪ね歩いた記者がたどり着いたのが、東京タワー周辺の商店や町工場を相手に商売をしていたセールスマンでした。どうもこのセールスマンがまことしやかに、

・東京タワーは曲がっており、東北大学の工学部が研究し、学会がふたつに割れている
・タワーが建ってから『恨みの恨みの東京タワー』という歌が流行するくらい周辺で不吉なことが多い

といったような世間話を話していたようです。ようは世間話のネタとしての創作が、人の口から口へと伝わるうちに真実味を帯びていったのです。

外れた周辺住民のもくろみ

 しかし、そんなうわさが真実味を持つ下地がありました。現在の東京タワーは日本が豊かになった時代の象徴であり、ポジティブな面ばかりが語られます。しかし東京タワーの周辺住民には「アテが外れた」と思う人も多かったのです。

ライトアップされた東京タワー(画像:写真AC)

 当時のタワー周辺は住宅や商店街が広がっており、東京タワーが開業したら人通りが増えると考える商店もありました。

 しかし観光客が訪れるのは東京タワーだけ。観光バスはタワーの下に駐車し、浜松町駅から直接歩く人はあまりいません。おまけに、周辺の土地が値上がりすると踏んで買ったところさほど上がらず、借入金を返済できずに破産する人さえいました。

 えたいの知れないうわさが広がっていったのは、これまでの想像を超えた建築物だったからでしょう。東京タワーも地域のシンボルとして周囲に溶け込むには、結構時間がかかったのです。

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