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学校サボって参加が当たり前? 銀座三越から毎日公開生放送『ぎんざNOW!』の衝撃

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若者人気のゲストが毎日出演

 1970年代、平日17時になると若者たちがテレビにかじりついた公開生放送番組がありました。その名は『ぎんざNOW!』(TBS系)で、1972年10月2日から1979年9月28日まで放送されていました。

 番組の発信地はTBSテレビのサテライトスタジオで、当時、銀座三越の別館の中にあった「銀座テレサ」です。

 銀座という東京随一の繁華街にあるデパートから生中継――このアイデアは、日本で初めてテレビ制作会社を立ち上げたプロデューサー・塚原晃によるものでした。

 せんだみつおやキャシー中島らをレギュラーに、番組には毎回豪華なゲストが出演。現在では「公開バラエティーの原点」「素人参加バラエティーの原点」と呼ばれる伝説の番組でした。

 矢沢永吉率いる伝説のロックバンド「キャロル」やシンガー・ソングライターの井上陽水(当初は旧芸名で出演)など、若者を熱狂させるゲストが毎日のように出演していました。

 その熱狂はいかほどだったのでしょうか。『週刊平凡』1974年6月26日号には、次のような記載があります。

「『ねえ、ホラ。私、とうとう作っちゃった。念には念を入れて作ったのよ』。ひとりの女子高生が、カバンの中から下敷きを取りだした。“正男”と大書されてあった」

 この“正男”とは、男女混合歌謡アイドルグループ「フィンガー5」のメンバー・玉元正男のこと。アイドルのコンサートでは、今でも自分の推すメンバーの名前を載せたうちわを持って観覧する文化がありますが、当時はそれを下敷きで自作していたのです。

女子学生で埋め尽くされた観覧席

女子学生で埋め尽くされた観覧席

 銀座テレサの観覧席の定員は250人。平日の放送だというのに席が余ることはありませんでした。

「今日は銀座に行って、番組をどうしても生で見たい」と、若者たちが日々押しかけます。彼らの待機場所は銀座三越の屋上で、15時55分から整理券の配布が行われました。

 やけに中途半端な時間ですが、ようは、東京近郊の高校生が授業を終えてから銀座に駆けつけてギリギリ間に合う時間設定というわけです。

『ぎんざNOW!』を描いた書籍『テレビ開放区』(画像:論創社)

 しかし整理券は先着順での配布のため、授業をサボって駆けつける高校生も当たり前にいました。

 番組タッフもこれには目をつぶっていましたが、列に割り込んだり自分の推す歌手の袖をつかんで離さなかったりなど、迷惑行為を行うファンには即出入り禁止が申し渡されていました。

 当時は監視カメラがまだなかったこともあり、ガードマンは出禁になったファンの顔を完璧に覚えていたといいます。しかし、それでもなお列に並ぼうとするつわものもいたといいますから、いかにも昭和的なゆるさもあったのです。

 銀座に来るのは女子学生が圧倒的でした。大人の街である銀座に女子学生が押し寄せた――と言えば、1994(平成6)年の「銀座7丁目劇場」完成時のことを思い出す人は少なくないでしょう。

 スタジオに来るだけで、周囲の店にお金を落とさない女子学生の集団に困惑する声は当時も聞かれましたが、その最初は『ぎんざNOW!』だったのです。ちなみに、甘味所だけは随分とにぎわったそうです。

今ならネットで炎上レベルの大にぎわい

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 現在と違って、待機場所に詰めかけた人たちの誘導もアバウトでした。

 整理券が配布された後、会場への入場は16時30分から始まるわけですが、待機場所である銀座三越の屋上からいったん外に出てもらい、銀座テレサのある別館の前に並ばせます。

 その結果、本館と別館の間にある道から晴海通りの辺りまで大行列が発生。しかもも平日毎日。周辺の店にとっては迷惑以外の何者でもありませんでした。

 今ならすぐにSNSで炎上しそうですが、当時の人は迷惑を被っているにもかかわらず「テレビ局に注意するよう言いました」とわりとアバウトな姿勢でした。

 入場が終われば、静寂はいったん戻りました。しかし、番組終了後には出待ちをする女子学生で再び大騒ぎとなったため、ガードマンが彼女たちに解散を呼びかけ、その光景は数年にわたって銀座の日常風景になりました。

『ぎんざNOW!』は関東ローカル番組でしたが、関根勤や竹中直人、小堺一機などがデビューするきっかけともなったとされ、今でも伝説の番組として語られています。

今でも芸能界の第一線で活躍する関根勤と小堺一機(画像:TBSラジオ)

 毎日、銀座の真ん中で公開生放送を行っていた当時のテレビ局の勢いとファンの熱狂をを想像するだけでも、当時がいかに活力のある時代だったかがわかります。

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