代表ウィーク明けから過密日程が続くポルトは、30日にポルトガル1部リーグ第9節でマリティモと対戦する。前節ファマリカン戦から中2日でのアウェイゲームだ。
29日に記者会見を行ったポルトのセルジオ・コンセイソン監督は「マリティモは通常、順位表の上から3分の1にいるチーム。近年のように難しく複雑な試合になる」と警戒をあらわにした。マデイラ島への飛行機で約2時間の移動もある強行スケジュールで、選手たちのコンディション面にも懸念が残る。
ファマリカン戦では数人の主力選手がベンチスタートあるいはベンチ外となって様々な憶測を呼んだ。ターンオーバーなのか、あるいはパフォーマンスの悪さが問題だったのか。コンセイソン監督は不動の2トップの一角だったFWムサ・マレガをベンチからも外したことについて問われると、「私に何を伝えたいんだ?」と不満げに。
「私は1人または他の選手が外れることについて、何度も話をしてきた。退屈だが繰り返す。練習や様々なフィジカル的なもの、そして感情的なパラメーター、チームの戦略を見て選手を選ぶんだ」
ポルトはマレガやDFアレックス・テレス、FWゼ・ルイス抜きでも無敗だったファマリカンから3ゴールを奪って勝利を収めた。これまで脇役だった選手たちも勢いづいている。これからも週に2試合をこなす過密日程は続くため、公式戦3試合連続でスタメンから遠ざかっているMF中島翔哉に再びチャンスが与えられるかにも注目だ。