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「日本で2番目の規模の吊り橋」一体いくらかかる!? ついに実現「本州―九州の新ルート」料金どうなる 既存2ルートも含めて国が検討へ

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「関門海峡新ルート」実現へ!

 本州-九州を隔てる関門海峡に新たな橋を架ける「下関北九州道路」が2025年末に都市計画決定し、実現に向け動き出します。既存の関門トンネル(国道2号)、関門橋(高速道路)の代替ルート確保という地元の悲願が実った形です。

Large figure1 gallery22関門橋(乗りものニュース編集部撮影)

 この関門ルートの課題と現状について、2026年1月21日、国土交通省が有識者会議で取り上げました。単に下関北九州道路を新設するだけでなく、既存の2ルートについても今後、その料金体系などが大きく見直される可能性があります。

 下関北九州道路は下関と門司を結んでいる既存ルートよりも西側、下関市内の彦島と、北九州市街地の小倉を直結する延長約8kmの道路で、海峡部は約2.2kmの吊り橋となります。福岡県側では、北九州都市高速2号線の日明ICと西港ICの中間に設けられるJCTに接続し、都市高速に直結する線形となります。

 これに対し、関門トンネルは1958年の開通から67年が経過し、老朽化が深刻となり、通行止めとなる機会が増えています。今後、その維持費を確保するため2段階で値上げしていくことも1月に認可されたばかりです。

 関門橋もまた1973年の開通から52年が経過しています。関門海峡を横断する交通量のうち、関門橋が約6割、関門トンネルが約4割を分担していますが、どちらか一方に支障が出ると、もう一方へ交通が集中し、深刻な渋滞を引き起こす構造的な脆弱性を抱えています。

 そうした課題の解決となり得る第三のルート、下関北九州道路は、地元から有料道路としての整備が要望されています。国土交通省高速道路課によると、財源の確保だけでなく、「無料にすれば過度に交通が流れる」恐れもあることから、下関北九州道路の役割をさらに明確にしつつ、適性な料金を検討していくといいます。

●作るには使ってもらわなきゃ

 その過程で、整理すべき大きな課題が2つ挙げられています。ひとつは、3ルートが本線だけでなく、接続する前後の道路ネットワークもNEXCO、都市高速と「異なる料金体系や有料・無料が混在している」ことです。そこで、「3ルートを効率よく利用するための工夫」を検討するといいます。

 会議の資料からすると、本州側のA地点から九州側のB地点まで、3ルートを使った場合の料金差を考慮した下関北九州道路の料金体系の設定、あるいは料金差を是正するための工夫が考えられます。

 そしてもう一つが下関北九州道路の「建設費」です。計画されている約2kmの海峡部を横断する長大橋梁は、支間長(橋脚間の長さ)が1200mを越えると見られており、国内最大の支間長を持つ明石海峡大橋に次ぐ規模になる見込みです。

 2020年時点で想定の事業費は「約2900~3500億円」とされましたが、昨今の物価高を考慮すると大幅に増える予測だそうです。そこで、料金については建設のみならず管理も含むライフサイクルコストを考慮した検討がなされる見込みです。

 国は今後、「本州・九州連携小委員会」を組織して検討を進め、2026年夏頃に基本方針をとりまとめるとしています。

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