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「頑張れ」だけじゃない…「うつ病」の家族、知人に“言ってはいけない言葉”とは?【精神科医解説】

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美容・健康

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うつ病の人に言ってはいけない言葉とは?
うつ病の人に言ってはいけない言葉とは?

 現代社会は「ストレス社会」といわれており、心身の不調で精神科や心療内科を受診した結果、うつ病と診断されるケースは珍しいことではありません。SNS上では「夫がうつ病でした」「うつ病の人への接し方が分からない」「うつ病患者に『頑張れ』とかは言ってはいけない」という内容の声が上がっています。

 家族や知人がうつ病と診断された場合、どのような言葉を掛けたらよいのでしょうか。うつ病の人に言ってはいけない言葉や対処法について、医療法人社団ユーアイエメリー会(埼玉県久喜市)理事長で、精神科医の鈴木枝里子さんに聞きました。

うつ病によって「自分を責める思考」に

Q.そもそも、うつ病またはうつ病になりかけている人は、どのような様子を示すことが多いのでしょうか。

鈴木さん「うつ病は『心の風邪』と呼ばれることもありますが、実際は風邪よりずっと厄介です。心だけでなく、体も重くなり、頭も働かず、朝起きることすらできなくなるのです。例えば、うつ病の人には次のような様子が見られます」

・以前は大好きだった趣味や外出にも興味を示さなくなる。
・「疲れた」「眠れない」「食欲がない」と言うことが増える。
・「寝過ぎる」「食べ過ぎる」など、生活リズムが乱れる。
・「自分は迷惑な存在だ」と繰り返し言う。

これは気持ちの問題ではなく、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れているために起こるものです。本人も「元に戻りたい」と思っているのに、体も心も思うように動かないという苦しさの中にいます。

Q.うつ病またはうつ病になりかけている人は、他人から掛けられる言葉に敏感になりがちなのでしょうか。

鈴木さん「うつ病の人は、他人の何気ない一言に過剰に反応してしまうことがあります。『頑張れ』の一言で『私はまだ頑張りが足りないんだ』と自分を責めてしまうことや『気にするなよ』という言葉で『自分の苦しみは取るに足らないものなのか』と感じてしまいます。これは、うつ病によって『自分を責める思考』に陥っているのが原因です」

Q.もし家族や知人がうつ病と診断された場合やうつ病になりかけている場合、どのような言葉を掛けたらよいのでしょうか。また、掛けてはいけない言葉はあるのでしょうか。

鈴木さん「うつ病の人に掛けてもよい言葉、掛けてはいけない言葉は次の通りです」

■うつ病の人やうつ病になりかけている人に掛けてよい言葉
・「あなたのペースで大丈夫だよ」
・「今は無理しないで、休んでいていいから」
・「つらい気持ちを話してくれてありがとう」
・「何かあれば、いつでも聞くからね」

ポイントは「励まさない」「アドバイスしない」です。相手は解決策ではなく、ただ「寄り添う人」を必要としています。

■うつ病の人やうつ病になりかけている人に掛けてはいけない言葉
・「いつまでもそんなことじゃダメだよ」
・「考え過ぎなんじゃない?」
・「もっと頑張れば変わるよ」
・「自分だけじゃない、みんな大変なんだよ」

これらは悪気がなくても、本人の心に深いダメージを与えてしまいます。先ほども話しましたが、特に「頑張れ」は禁句です。うつ病の人はすでに限界まで頑張っています。

Q.家族や知人がうつ病と診断された場合やうつ病になりかけている場合、負担をかけたくないという理由でそっとしておくというのは問題ないのでしょうか。それとも、何か声を掛けた方がよいのでしょうか。

鈴木さん「『声をかけたら負担になるかも…』と心配で、そっとしておく人も多いでしょう。でも、完全に放置されると、本人は『やっぱり誰にも必要とされていないんだ』と感じてしまうこともあります。

無理に本人から話を引き出す必要はありません。例えば、『話したくなったら、いつでも聞くから』『何もできないけど、そばにいるよ』という一言だけでも十分なので、声を掛けてみてください。『そばにいる』というサインを出すことが、何よりの支えになります。

もし『何を言えばいいか分からない』というときは『言葉が見つからないけど、あなたのことを大事に思っているよ』と相手に伝えるのがお勧めです。完璧な言葉は必要ありません。大切なのは、あなたの『気持ち』が相手に届くことなのです」

オトナンサー編集部

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