1945年に一等賞金10万円から始まった宝くじ。いまや年末ジャンボ宝くじの当選金は、前後賞あわせて10億円にもなります。人気の宝くじ売り場は、毎年長蛇の列ができるほどです。一攫千金を狙える宝くじ。あなたは買う派? 買わない派? 何かとお金ががかかる子育て世代に聞いてみました。それぞれの言い分をご紹介します。
宝くじを買うことはありますか?
もっとも多かったのは「買ったことはあるが、今は買っていない」で約36%でした。買う派から買わない派に転じた理由が気になりますね。
1年に1回でも「習慣的に買っている」人はあわせて約18%、習慣的ではないがたまに買う人は約21%でした。
宝くじにはテレビCMもあるジャンボ宝くじから、地方別のブロックくじなどさまざまな種類があります。身近にたくさんの宝くじが売られているなか、一度も買ったことがない人が約25%いることにも注目です。
夢がある! 宝くじを買う派の意見
※画像はイメージです
ワクワク感がほしい!
●お金がほしいから。また、当たるかも! というワクワクを感じるため。(女性/49歳/学校・教育関連/専門職)
●もし一等が当たればお金持ちになれる、という夢を見られるので購入しています。(男性/22歳/情報・IT/技術職)
●(期待値50%以下と知った上で)当たるかもしれないというワクワク感を楽しむために買っています。(男性/34歳/団体・公益法人・官公庁/一般事務職)
宝くじを買う派の大きなモチベーションは、「ワクワク感」です。よく「夢を買う」といいますが、ドリームジャンボ宝くじはまさに夢の宝くじ。当選金額の大きさを考えると、何に使おうかな? と想像するだけで楽しくなってきます。
宝くじの当選金は非課税という点も、庶民にとってはありがたいです。
売り出されたら早めに購入して、抽選日までドキドキしながら過ごすのが、長く楽しむためのコツ。当たらないだろうと思いつつも、やっぱりどこか期待してワクワクしちゃいますよね。
運試し!
●運試しでたまに買っている。(女性/24歳/美容師/専門職)
●お正月のひとつのイベントみたいなもの。(女性/40歳/ホテル・旅行・アミューズメント/秘書・アシスタント職)
●縁起のいい日でたまたま宝くじ売り場を通ったときなどに買う。(女性/33歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)
買う派のもうひとつのモチベーションは、「運試し」です。年末ジャンボ宝くじ、初夢宝くじなどは、まさに1年の運を試したくなります。お正月に神社でひくおみくじを連想させますね。
宝くじファンは、購入時にはたくさんの縁起をかつぐそうです。火事の夢や燕が巣をかける夢は、金運アップの縁起がよい夢だと言われています。
なんとなく気になって1枚だけ購入した宝くじが当選したという人もいますから、自分の直感で宝くじを買ってみるのもアリです。
切実です!
●当たったら仕事を辞められるから。(女性/38歳/金融・証券/事務系専門職)
●給料だけでは将来が不安だから。(男性/32歳/情報・IT/事務系専門職)
●高額当選をして借金を早く返済したいからです。(女性/45歳/サービス業/事務系専門職)
買う派のなかには、切実な思いを抱えている人もいます。コツコツ働いてもなかなかお金が貯まらない、チャレンジしたい夢があるけれど資金が足りない、このままだと老後が不安……。そんなとき、もし1等が当たれば……とつい考えてしまいますね。
お金がすべてではないけれど、あれば気持ちが楽になります。宝くじの売上金のうち3割以上は公共事業等に使われているそうなので、たとえ宝くじがはずれても、どこかで恩恵にあずかっているかもしれませんね。
期待しても……買わない派の意見
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くじを買うお金がもったいない
●当たったことがないのでもったいなく感じるようになったから。(女性/36歳/商社・卸/事務系専門職(法務・財務・人事・総務など)
●率直に言えば以前より論理的・現実的な人間になったからだと思います。一攫千金にはならないですし、緩やかではありますが投信や国債といったもののほうがほぼ確実に資産を増やしていけるので、余剰金はそういったものに今は回しています。(男性/39歳/情報・IT/技術職)
●軍資金がない。(男性/47歳/商社・卸/営業職)
買わない派のなかでも「買ったことはあるが、今は買っていない」人の理由がこちらです。買ったのに当たらなかった、というマイナスの経験が、買わない派に変わるきっかけになったのでしょう。
確かに、宝くじの1等当選確率は交通事故に遭遇する確率より少ないと言われることもあります。買えば当たるかも!? でもまた期待を裏切られるかも……。悩むくらいなら、買わない! と決めたほうが楽になれるのは確実です。あなたはどうしますか?
現実を見よう
●浪費としか思えないから。(女性/34歳/不動産/営業職)
●当たると思えないのでお金の無駄遣いに思える。当たったとしても高額なら不幸になりそう。(女性/44歳/医療・福祉/専門職)
●小さい子どもたちを連れて宝くじ売り場へ行くのが手間だから買ったことはない。(女性/40歳/医療・福祉/専門職)
宝くじを買ったことがない約25%があげた理由が、クールすぎます。確かに、確実にお金を得ようと思うなら、偶然や運に頼るだけの宝くじはあまりに非効率的。得られるものが「ワクワクする気持ち」だけではどうしようもありません。
宝くじを買わない、買う気が起こらないという人は、堅実で現実的な性格なのでしょう。
まとめ
宝くじを買う人も、買わない人も、それぞれに自分なりの理由がありました。
宝くじの当選はまさに運次第。そのため、風水で運気を高め、神社にお参りしてから購入する人もいるそうです。ゲン担ぎをすることも含めて、宝くじ購入をひとつのイベントとして楽しめるといいかもしれませんね。
はずれの宝くじも9月2日の「宝くじの日」まではとっておきましょう。はずれ券を対象とした抽選会がありますよ。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2024年2月3日
調査人数:118人(20代~40代までのパパ・ママ)
(マイナビ子育て編集部)
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