23区に住むのはキツイ?
乗りものニュースでは、2026年1月21日(水)から2026年1月28日(水)にかけて、首都圏の「住みたくない路線・駅」などに関する読者アンケートを実施し、意見を募集しました。
,首都圏を走るJR線(画像:写真AC)
東京在住、または過去に東京に住んでいた経験のある人、そして今後上京する予定がある人に「住むにはハードルが高いエリア」を聞きました。
すると59%の回答者が「山手線内」と回答し、ダントツの結果に。さらに「京葉線・臨海部エリア(9.8%)」「中央線エリア(8.2%)」「東急線エリア(6.6%)」「日暮里・舎人ライナーエリア(4.9%)」が続きました。
ハードルが高い理由で最も多い意見は「家賃などが高いから」で、70%を占めました。続いて「都会過ぎる(40%)」、「満員電車のイメージがある(30%)」が挙げられました。
特に、山手線内、中央線、東急線エリアを選択した回答者の84.4%が、その理由として家賃の高さを指摘しました。「23区内、特に山手線の内側の駅全て」(60代・男性・首都圏在住)は住む場所ではない、という人もいます。
「都心部の住居費が高すぎるので、千代田区・港区など都心部の近くにある駅周辺には住めない」(50代・男性・首都圏在住)
「お金を貯めるなら郊外に住んだ方が良い」(30代・男性・首都圏在住)
「快速・急行停車駅を狙ってはいけない。途端に家賃が高くなるから」(50代・男性・首都圏在住)
こうした理由から東京23区外を推す声も目立ち、神奈川県や埼玉県、千葉県といった東京近郊エリアでもよいのではないかとする意見も挙がりました。
“保険”として複数路線のススメ
家賃などの理由とはまた異なる意見が多く挙がったのが、京葉線・臨海部エリアです。
日暮里・舎人ライナー(画像:写真AC)
「TDLの混雑の影響は大きい」(50代・男性・首都圏在住)
「東京駅での乗り換えがとにかく不便。沿岸部を走るため、強風でよく止まるのもマイナスポイント」(40代・男性・首都圏在住)
「臨海部は風のほかに津波のリスクもある」(40代・男性・首都圏在住)
「東京には行けるが他の場所にはいきにくい、ダイヤが変わると快速電車がなくなり通勤の時間が読めなくなる」(30代・男性・首都圏在住)
「臨海部の冬の強風は心身に堪える」(40代・男性・首都圏在住)
「現状通勤時とかは満員で路線自体がパンクしてるから」(60代・男性・首都圏在住)
「昼間でも満員状態で椅子に座るのは困難になっている」(男性・首都圏在住)
理由別で見て第3位に挙がったのが「満員電車」問題です。これについては特に、日暮里・舎人ライナーエリアは顕著だとする意見が挙がりました。2020年から2024年まで5年連続で混雑率日本一を記録しており、並行してバスを運行するなどの緩和策も根本的な解決には至っていません。
「メインの駅以外に路線の違う駅があるといい」(50代・男性・中部在住)
「不通のような場合があるので」(50代・男性・中部在住)
「不通になると逃げ場無し」(60代・男性・首都圏在住)
さらに都心へのアクセスの観点から、「並行した代替路線がないとキツイ」(50代・男性・首都圏在住)とする意見も挙がり、ほとんどの駅で他路線と接続しない日暮里・舎人ライナーでも目立ちました。アクシデントなどにより列車に大幅な遅延や不通が生じた場合、利用できる路線が複数あれば迂回できる点が評価されています。
ただし、JRでは1路線の遅延が他路線に波及することがあるほか、私鉄のみの場合は他路線との乗り換えや直通運転が少ないなど、利便性が限定的になりがちだといいます。こうしたことから、理想はJRと私鉄の双方が利用できるエリアだとする意見も挙がりました。
