「開かずの踏切」が解消されます。
用地測量へ
東急大井町線の戸越公園駅(画像:写真AC)。
東京都は2023年12月1日(金)、品川区内で事業が進められている東急大井町線の戸越公園駅周辺の連続立体交差化など関連計画について、用地測量をおこなっていくと発表しました。
戸越公園駅周辺には6つの踏切があり、国が「踏切道改良促進法」で定めたいわゆる「改良すべき踏切道」のリストに、全国にさきがけて「開かずの踏切」などリストアップ。解消にむけた機運が高まり、ことし10月には都市計画決定しています。
今月15日・16日に測量に関する地元説明会が開かれます。今後、用地測量がおこなわれたあと、都市計画事業認可を経て、いよいよ工事着手となります。
計画では、中延から下神明までがまるごと高架化し、地上区間は無くなることとなります。線路の切り替えや工事用地に使われた部分は「高架下の側道」として、街を東西に抜ける道路となります。
また、住宅街に埋もれるような形だった戸越公園駅は、高架化とともに交通広場が整備され、送り迎えやタクシー利用もしやすい、「駅らしい駅」に生まれ変わります。
大井町線ではこのほか、自由が丘駅周辺でも連続立体交差化の検討が進められています。