日本でもEVパトカー増えています。
銃撃に耐える車体とスポーツカー並みの加速性を両立
アメリカのEV(電気自動車)メーカーであるテスラ社が開発したピックアップトラック、「サイバートラック(Cybertruck)」がついにパトカーとしてデビューするようです。
米本土カリフォルニア州の都市アーバインの治安を受け持つアーバイン市警察は2024年7月24日、公式Xで「IRVINE POLICE CYBERTRUCK」の一文が描き込まれた画像を公開しました。
その投稿(ポスト)には、「Coming soon to Irvine.......#cybertruck」という一文も。これを日本語に訳すと、「アーバインにもうすぐ来ます.......#サイバートラック」となるため、サイバートラックがベースのパトカーは、間もなく姿を現すようです。
アーバイン市警がXで公開したサイバートラックパトカーの画像(画像:アーバイン市警察)。
サイバートラックは、ステンレス鋼の外骨格ボディ、アーマーガラスなどを採用し、サブマシンガン(短機関銃)の銃撃にも耐えられる強靭さを兼ね備えているのが特徴です。足回りはRWD(後輪駆動モデル)とAWD(総輪駆動モデル)の2種類があり、、オールテレインタイヤとともに優れた悪路走破性を有しているのもポイントだとか。牽引力は4990kgとのことで、アフリカ象を引っ張れるほどの力も備えています。
最高速度は209km/h。わずか2.7秒で時速100kmまで加速可能で、この加速性はポルシェ911を上回ります。
今回のアーバイン市警のポストに対し、SNSでは「Nice!(ナイス!)」「Great job!!(よくやった!)」「That’s cool …(素敵)」といった声が上がっており、おおむね好意的なようです。
なお、一部メディアが報じたところによると、アーバイン市警にサイバートラックのパトカーが配備されるのは数か月後とのこと。また、アーバイン市警だけでなく、全米の多くの治安機関が興味を示しているそうです。
すでに「テスラS」「テスラ3」「テスラY」などはパトカーとして各地で使用されているため、サイバートラックの警察車両が登場する日もそう遠くないのでしょう。
ちなみに、日本でもすでにEVパトカーとしては、日産「リーフ」や同「サクラ」、三菱「ミニキャブMiEV」などが用いられています。