クルマを運転していて、右と左、どちらにウインカーを出せばいいのか迷った経験はありませんか。なかには、ほとんどのドライバーが間違った出し方をしているという交差点も存在します。間違った場合に罰則もあるウインカーの出し方、どう判断すればよいのでしょうか。
ウインカー右か左か 判断難しい交差点
「高速道路の本線合流のように、斜めの角度から大きな道路に合流する道路は一般道にもありますが、合流する際、右、左、どちらにウインカーを出すのが正しいでしょうか。ちなみに、この合流地点には「止まれ」(一時停止)の標識が立っています」
2022年9月、このようなクイズが東北放送の「tbcNEWSDIG」という番組で出題、仙台市内のウインカーの出し方が分かりにくい交差点とともに紹介されました。
番組で調査した場所と似た、側道が大きな道路に合流し一時停止がある例(乗りものニュース編集部撮影)。
番組では、合流地点の車の様子を約1時間、定点観測していて、結果は、左にウインカーを出した車両が6台、右にウインカーを出した車両が57台でした。実は正解は「左」です。不正解の車が圧倒的に多いという結果になりました。ちなみに、その調査では市営バスまで右に出していました。
番組内で解説を担当していた宮城県警交通規制課・高橋邦弥次長によると、判断のポイントは、その場所が「交差点」かどうか。一時停止や停止線がある交差点の場合は左折に該当し、左にウインカーを出すのがルールだそうです。
ちなみに、交差点の定義ですが、道路交通法第2条の5で、「十字路、丁字路その他二以上の道路が交わる場合における当該二以上の道路(中略)の交わる部分をいう」とされています。つまり、今回の場合は、「合流」のような形(角度)であっても、「その他二以上の道路」に該当するというわけです。
では、一時停止や停止線がない場所や、高速道路の本線へ合流するための加速車線の場合は、どうなのでしょうか。
たとえば高速道路のように、ランプから本線へ合流するまでの加速車線がある場合は「車線変更」とみなされるため、右にウインカーを出すのが正しいそうです。こちらは、交差点ではなく「付加車線」扱いになります。付加車線とは、高速道路の加速車線のように「往復分離がなされた自動車専用道路の進入部や合流部」のことを言います。
ちなみに、ウインカーを間違って出した(正しく使わなかった)場合は、「合図不履行違反」として違反になる可能性があります。違反点数は1点で、反則金は普通車で6000円です。悪質な場合は5万円以下の罰金(罰則)に問われます。
