親や祖父母から譲り受け、さらに子どもへ受け継ぐ宝石「ヘリテージジュエリー」。この連載では、「私のヘリテージジュエリー物語」と題して、読者から寄せられたヘリテージジュエリーにまつわる素敵なエピソードを紹介します。今回は、大好きな祖母が愛用していたジュエリーを貰ったという50代女性、サンフラワーさんのエピソードです。
祖母が大事に身につけていた翡翠のリングをもらい受けることに
(※写真はイメージです)
子どものころから母方の祖母にとてもかわいがられていた私がもらったのは、翡翠のリングでした。
地元で手広く商売をしていた祖母の父親が、結婚したときに贈ってくれた物だそうで、デザインは古いながらも一目で立派なものだとわかるリングです。
祖母がなぜ私に譲ってくれたのか?
(※写真はイメージです)
大学へ入学したころ、「自分にはもう使う機会もないし、孫につけてもらえると嬉しいから」と、譲り受けました。
親戚一同が揃って会食するときなど、改まった場では祖母は必ずこのリングをつけていたことを今でもありありと覚えています。
翡翠は、祖母の時代とても貴重な宝石として高く評価されていたもの。どうしてこれを私に譲ろうと思ったのか……。もらったときは、いまいちわからなかったのですが、あとで母に聞いたところ、私は大勢いる孫の中で唯一女の子の孫だから、ぜひこれを身に着けてほしい、とよく言っていたそうです。
これからも代々受け継いでいきたい
(※写真はイメージです)
祖母の優しい想いが込められた翡翠のリング。普段使いはとても出来ないので、改まった場で身に着けるようにしています。
私の祖母がしてくれたように、代々受け継いていきたいと思っています。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
(マイナビ子育て編集部)