Nゲージで地域活性化?
鉄道模型の聖地「ガーデンパーク」が6月9日に開業
埼玉県鶴ヶ島市は2024年2月20日、鉄道模型メーカーの関水金属と連携して整備する「Nゲージとガーデンパーク」について、6月9日にオープニングイベントを開催すると発表しました。
「Nゲージとガーデンパーク」で保存される「オリバー号」。閉園した野辺山SLランドで走っていた(画像:関水金属)。
関水金属はNゲージブランド「KATO」を展開していることで知られ、鶴ヶ島市内に工場があります。同社は関越道の鶴ヶ島JCTの直近に新工場を建設中で、敷地内の緑地と隣接する鶴ヶ丘児童公園を含めて「イングリッシュ・ナチュラル・ガーデン」として一体的に再整備する計画です。
敷地内には、軌間762mmと610mmの軌道が敷設された三線軌条(デュアルゲージ)のナローゲージ保存鉄道「KATO Railway Park・関水本線」が誕生する予定。関水本線は1周約620mの非電化単線で、機関庫を併設した駅やナローゲージ展示室が設けられ、各地から集められるナローゲージ車両が保存展示されます。
市は、この施設を核として鶴ヶ島駅周辺のまちづくりを進める方針。鶴ヶ島駅通りにおける歩道の段差解消や無電柱化、空き店舗対策などの費用を2024年度当初予算案に計上しました。「ガーデンパーク」の開業を起爆剤に、地域の活性化を目指すとしています。