オーバーホール後に提供。
「レオパルト1A5」の供与は200両以上に!
ドイツの防衛関連大手であるラインメタルは2023年11月14日、主力戦車「レオパルト1A5」25両を提供すると発表しました。
ドイツを始め欧州各国で使用された「レオパルト1A5」(画像:KMW)。
ラインメタルによると、同戦車のほかに、装甲回収車「ベルゲパンツァー2」5両、操縦士訓練戦車2両も供与するとのこと。資金はドイツ政府の提供となり、車両訓練、スペアパーツ、メンテナンス、その他のサポートサービスも含まれています。
なお「レオパルト1A5」はウンターリュスとカッセルにあるラインメタルの工場で現在オーバーホール中とのことで、引き渡しは2024年に予定されています。
同戦車は原型である「レオパルト」は1960年代に登場し、その改良型である「レオパルト1A5」も配備から40年以上が経過していますが、ドイツのほか、ベルギー、デンマークなどからもウクライナに供与されており、合計車両数は200両近くになります。
ほかに供与される「ベルゲパンツァー2」ですが、こちらは「レオパルド1」をベースに開発された車両となっており、車体右側には20tの重量物を吊り上げられる270度回転可能なクレーンを装備。前面のドーザーブレードは排土の他に吊り上げ時のアンカーとして使用することも可能です。