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背中で皿回しする飛行機!? 自衛隊も使う大型機「エーワックス」なぜ生まれた? 最近は“皿” から“芋ようかん” へ変化

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背中に皿状の構造物を載せたロシア空軍のA-50が、ベラルーシ反政府組織の攻撃で損傷したとのニュースが話題になっています。とはいえ、損傷したのはたかだか1機。なぜその程度で大騒ぎなのかというと、航空機のレア度が関係していました。

空飛ぶレーダー基地。かつ司令部機能も

 ウクライナ侵攻関連のニュースで、2023年3月に入ってから各国をにぎわせているのが、ベラルーシに駐機してあったロシア空軍の「A-50」なる軍用機の損傷です。同機は現地の反政府組織による攻撃を受けたそうですが、損傷したのか否かで大統領が声明を出すほど注目を集めています。

Large 230313 aw 02航空自衛隊が運用する早期警戒管制機E-767(画像:航空自衛隊)。

 なぜ、数ある軍用機のうち同機の情報が度々ニュースになるかというと、この機体が「早期警戒管制機」(AWACS)というものだというのが大きく関係しています。A-50は胴体上部に大きな皿のような円盤状の装置を取り付けていますが、ここがポイントです。

 早期警戒管制機の大きな役割は、戦闘機や爆撃機が搭載しているものよりも、広域を探知できる強力なレーダーを搭載して高高度を飛行することにあります。高高度にて広域をカバーできる強力なレーダーを使うと、水平線の向こう側を飛ぶすべての飛行目標を早期に探知できるようになるため、敵機などが飛来した際もそれをいち早くキャッチできるなど、情報などが把握しやすくなります。

 また、その情報を戦闘空域で任務についている友軍機に伝えることもできるため、正確な情報を得た友軍機は航空作戦を有利に進めることが可能になります。早期警戒管制機は、航空機でありながら、レーダーという広域を監視する目を持つとともに、空飛ぶ司令部のような役割もこなす存在だと形容できるでしょう。

空中で“警戒”だけでなく“管制”も行う

 航空機に性能の高いレーダーを搭載し、広範囲をカバーしようという試みは、それほど新しい発想ではなく、すでに第2次世界大戦中に考えられていました。この分野をリードしていたのはアメリカ軍で、空母艦載用の雷撃機であるTBF「アヴェンジャー」に索敵レーダーを搭載し、空中警戒任務に就かせていました。

Large 230313 aw 08アメリカ軍ほかが運用するE-3「セントリー」(画像:アメリカ空軍)

 大戦後の1950年代、アメリカ軍はこれを発展させ、遠距離探知が可能なよう航空機にレーダーを搭載したEC-121「ウォーニングスター」を就役させます。同機は大型機を転用したAWACSの先駆けといえる存在で、ロッキード製の旅客機である「コンステレーション」をベースにしていました。

 しかし、EC-121はまだ「早期警戒機」で、航空管制の部分に関しては地上の別の基地などで行っていました。とはいえ、そのような2系統の運用では情報の伝達などで非効率な面があったため、その問題を解消するため、指揮統制までかねてしまえば問題ないだろうという見方が台頭します。

 こうして開発され、1977年3月から運用が開始されたのが、世界初の早期警戒管制機であるアメリカ空軍のE-3「セントリー」でした。大型ジェット旅客機である、ボーイング707の航続距離延伸型である707-320B「インターコンチネンタル」をベースに開発されたことでスペースに余裕ができ、指揮管制機器や要員の搭載が可能になりました。

 E-3は現在でも、アメリカ空軍のほか、イギリス空軍、フランス空軍、サウジアラビア空軍、チリ空軍のほか、NATO(北大西洋条約機構)の共同運用機としても使われています。実戦参加は1991年の湾岸戦争が初めてで、多国籍軍のE-3は、イラク軍機の待ち伏せ攻撃などをいち早く察知し、開戦序盤からの制空権掌握に大きく貢献しました。2023年現在のロシアのウクライナ侵攻でも、ポーランドで活動しているNATOのE-3がウクライナを支援しており、ロシアの制空権確保を困難にしている大きな要因といわています。

 ちなみに、日本の航空自衛隊もE-767というボーイングが開発した早期警戒管制機を4機保有しています。

コストの問題からお皿型から箱型が有力に

 早期警戒管制機は背中にお皿を乗せていると前述しましたが、実は現在では必ずしもそうではありません。

Large 230313 aw 11E-7「ウェッジテイル」(上手前)とF-22「ラプター」(画像:ボーイング)。

 ブラジルのエンブラエルE-99や、スウェーデンのサーブが開発した、グローバルアイなどは、角材を思わせる背中に箱状の機材を搭載しています。これはバランスビーム型(平均台型)と呼ばれるタイプで、円盤型回転式だったレーダーアレイ部を、左右方向にだけ向けた2面のレーダーにすることにより、空気抵抗を減らしたものです。回転しないため、探知範囲が狭くなるのが難点ですが、その問題に関しては、追加のアンテナを持つことで死角なくす工夫などがされています。

 アメリカ空軍もE-3の老朽化により、新たにE-7「ウェッジテイル」早期警戒管制機2機をボーイングに発注していますが、こちらも、円盤の回転レーダーではなく、細長い板状のタイプです。ただE-3より小型なため、管制を担当する乗員の数が少なく、早期警戒管制機ではなく、早期警戒機(AEW)に指揮管制能力が付与されているという意味で「AEW&C」と呼称するケースもあります。E-3は各国で維持費用が高騰しており、問題になっていることからNATO諸国に関しては今後、E-7が主体になっていくとみられています。

 ちなみに、早期警戒管制機や早期警戒機は、敵の航空勢力を監視する役割だけに使われているという訳ではなく、アメリカでは、ロッキードP-3「オライオン」を改造したAEWが税関で使われており、密輸取締りしており、ブラジル空軍では、麻薬の密輸や金の違法採掘者対策のために、AWACSのE-99が監視に当たっているケースなどもあります。

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