有明海沿岸道路「荒尾道路」が着工
国土交通省 有明海沿岸国道事務所は2026年10月7日、「有明海沿岸道路」の延伸部となる国道208号「荒尾道路」について、11月29日に着工式を開催すると発表しました。2023年度の事業化から約3年を経て工事がいよいよ始まります。
有明海沿岸道路の現在の終点、三池港IC(乗りものニュース編集部撮影)
着工区間は熊本県荒尾市海陽町から同市荒尾までの2.2kmで、国道389号に沿って高架主体の自動車専用道が構築されます。有明海沿岸道路は現在、福岡県大牟田市の三池港ICから南へ2.7kmの荒尾北IC(仮称)まで延伸(三池港IC連絡路)工事が進められていますが、そこからさらに南へ延伸する区間です。
ちなみに、荒尾北IC予定地は国道から海に張り出した旧荒尾競輪場跡地に隣接していますが、ここには2026年6月、競輪場の跡地を活用し九州最大級の道の駅「ウェルネスあらお」がオープン。これも有明海沿岸道路の整備を見越したものです。
その延伸部となる荒尾道路の周辺は海抜が低い地域で、少し山側の国道208号も冠水が頻発しているといいます。洪水や高潮時の避難にも使える信頼性の高い道路をつくるということです。
有明海沿岸道路は現在、福岡県と佐賀県を有明海沿いに結ぶ高格道路となっていますが、今回の荒尾道路より先の長洲町までの区間(約8.2km)は都市計画決定済み、その先玉名市までの区間も具体化しつつあり、徐々に熊本へと近づいています。
現状の国道(389号、501号)も、九州道や国道3号に対する熊本への裏ルート的な存在ですが、高規格道路として名実ともに「第三のルート」になりつつあります。
