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実に124年ぶり「2月2日」節分、その理由とは 昔の日付の割り出し方は?

オトナンサー

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124年ぶりの「2月2日」節分に
124年ぶりの「2月2日」節分に

 今年は「2月2日」が節分、そして、「2月3日」が立春で、暦の上では春がやってきます。「節分といえば2月3日」というイメージを持っている人が多いと思いますが、確かに、2月3日が節分という年は多く、2月2日が節分になるのは124年ぶりだそうです。

 太陽と地球の位置関係から、国立天文台が日付を割り出す現代はともかく、124年前も既に、現在と同じ方法で割り出していたのでしょうか。江戸時代など、さらに昔も節分行事はあったようですが、どうやって時期を決めていたのでしょうか。国立天文台暦計算室(東京都三鷹市)の担当者に聞きました。

立春の「時刻」が2月3日23時59分

ここ5年の立春時刻の表
ここ5年の立春時刻の表

Q.今年の節分が2月2日になった理由を教えてください。

担当者「まず、二十四節気について説明します。二十四節気は天球(地球を中心と考えて宇宙を見た際の仮想の球面)上の太陽の通り道(黄道)を24等分し、それぞれの点を太陽が通過する時刻が含まれる日がその日付となります。『節分』は『立春の前日』の日のことです。そして、立春とは二十四節気の一つで、太陽が(春分を0度とする)太陽黄経の315度に位置する瞬間が含まれる日のことです。

太陽が天球上を1周する(季節が一巡りする)のは365.2422日です。これに対して、カレンダーは365日。立春の時刻は、1年ごとでは1太陽年(365.2422日)とカレンダーの1年(365日)の差、つまり、6時間弱という端数のために年々遅くなっていきます。これは他の二十四節気の時刻も同様です。

また、うるう年には、1日カレンダーに追加されますが、4年分の立春の時刻の遅れは『0.2422×4=0.9688日』で1日分には満たないため、今度は4年前の立春より、時刻が少し(1-0.9688=0.0312日)早くなります。このため、今年は立春の時刻が含まれる日が2月3日になりました。そして、立春の前日の2月2日が節分になりました。

2017年から2021年の立春の日付と時刻は表のように変動しています。

表を上から下へ見ていくと、1年ごとに6時間弱、4年で1日弱、時刻が遅くなっていくことが分かると思います。そして、2020年がうるう年だったことで、そのままなら、『2月4日23時59分』になるはずだった2021年の立春時刻が『2月3日23時59分』になるのです。2017年と2021年の『立春の時刻』の違いは35分ですが、日付をまたいでいるため、『立春の日付』としては1日早くなるわけです」

Q.2月2日の節分が124年ぶりということは、124年前も国立天文台、もしくは前身機関が日付を割り出していたのでしょうか。

担当者「当時も国立天文台の前身『東京天文台』で暦が作られていました。『明治三十年暦』という暦に二十四節気が掲載されています。ちなみに、東京天文台は1888(明治21)年、当時の東京府麻布区板倉町(現在の東京都港区麻布台)に開設され、1914年から1924年にかけて移転作業を行い、 東京都三鷹市の現在地に移転。1988年に国立天文台となりました」

Q.立春など二十四節気はいつから存在するのでしょうか。

担当者「ざっと紀元前数世紀というところかと思われますが、明確には判明していません」

Q.江戸時代以前はどのようにして、立春など二十四節気を割り出していたのでしょうか。

担当者「冬至を基準に1年を定め、その間を時間で24等分していました。この方法は江戸時代後期の寛政9(1797)年に作られた『寛政暦』まで用いられていましたが、天保15(1844)年使用開始の『天保暦』からは現在の方法になっています」

 ちなみに、暦計算室によると、来年2022年の節分は2月3日に戻りますが、2025年はまた2月2日になります。過去には、節分が2月4日だったこともあるそうです。

オトナンサー編集部

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