駅前には「だるまミュージアム」も計画。
JR信越本線の新駅名称は「豊岡だるま駅」に
JR東日本高崎支社は2024年12月13日、JR信越本線の北高崎~群馬八幡間に設置する新駅の名称を「豊岡だるま駅」に決定したと発表しました。
信越線の車両(画像:写真AC)。
信越本線は、かつて高崎駅から新潟駅までを結んでいましたが、1997年の北陸新幹線開業により、横川~軽井沢間が廃止されるなどして、高崎~横川間は「盲腸線」として残っています。
高崎市は2024年8月、新駅の名称について、アンケート調査の結果を踏まえ、3案をJR東日本高崎支社に要望したことを明らかにしていました。市が要望したのは「豊岡だるま駅」(得票率57.5%)、「高崎豊岡駅」(同13.7%)、「高崎経済大学前駅」(同6.8%)の3案で、アンケート調査では、「豊岡だるま駅」が圧倒的1位となっていました。
JR東日本は、駅名の選定理由について、アンケート調査を踏まえたほか、市を代表する工芸品であり地域のシンボルでもある「だるま」を駅名に付すことで、地域の魅力を発信し、にぎわい創出につなげたいという想いを込めたとしています。
新駅はその区間の北高崎~群馬八幡間に計画されており、2026年度に開業する見込み。市による請願駅で、地域住民のほか、付近にある高崎経済大学の学生、工場従業員などの利用が見込まれています。
また、駅前広場やパークアンドライド駐車場、駅へのアクセス道路整備も予定。さらに、高崎が全国一のだるまの生産地であることから、隣接地に「だるまミュージアム」の整備が計画されています。