ファミリーマートで2023年2月28日から販売中の「生コッペパン」シリーズが、発売から12日間で累計販売数500万食を突破し、好調です。
ファミリーマートも「パンのシリーズでこれだけ一気に売れたのは初めてのことかもしれません」と驚く、人気の理由を探りました。
1000万食も目前
「生コッペパン」シリーズは、懐かしくも新しい"しっとリッチ"な食感を魅力としています。「生コッペパン」の生は生クリームの生。生クリームを加えることでパン生地の「しっとり感」が際立っています。
シリーズの商品は全部で5種類です。
「生コッペパン(たまご)」「生コッペパン(あん&バター入りホイップ)」(2月28日発売)、「生コッペパン(焼きそば)」(3月7日発売)の3種類で、累計販売数が合計500万食を突破しました。(3月11日までの12日間)
3月14日からは新たに「イチゴジャム&マーガリン」と、「コロッケ&ミートソース」の2種が仲間入りしています。
500万食という数字についてですが、ファミリーマート商品本部 FF・スイーツ部上妻春香さんに話を聞くと、相当な快挙だということがわかります。
「昨年3月に発売しファミマ・ザ・シリーズで最も売れたクリームパンでも1000万食まで約2か月間を要しましたが、生コッペパンはシリーズとはいえ最速での1000万食が目前になっています」(※3月15日時点)。
「パンのシリーズでこれだけ一気に売れたのは初めてのことかもしれません。期待はしていたのですが、『まさかこんなに売れるとは......』が正直な感想です。何度もリピート購入していただいているお客さまがいらっしゃるので嬉しく思っています」
SNS上では「今までと違ってパサパサしない!」「コンビニでこんなパン出されたら、パン屋さんもおったまげ」「めちゃくちゃしっとりで食べたことないコッペパン食感」など、今までにないしっとり食感が人気です。
上妻春香さんによると、「理想の食感」にたどり着くまでに水分量や、焼成温度を何度も試行錯誤したそうです。
ほかの「パン」との違いは?
食感はそこまで違うものなのか......。
記者も総菜パンの「たまご」と、菓子パンの「イチゴジャム&マーガリン」(各138円)を食べてみました。
「生コッペパン(たまご)」から。食べてみると、生地は弾力があってもっちり。さらに、もっちり感に負けない"しっとり食感"もあり、前述の「水分量」が計算されていることがわかります。
パンの長さは約15.5cm(編集部調べ)。
たまごフィリングもたっぷり入っていて満足感があります。
「生コッペパン(イチゴジャム&マーガリン)」の食感も同様です。
手に持った瞬間、予想以上の柔らかさに驚きます。食べてみると、しっとりとしていて、口の中で溶けていくような食感です。ただ柔らかいだけでなく、しっかりパンとしての歯触りも感じました。
長さは約17cm。
現在は5種類ですが、担当者によると「今後もラインアップを広げて展開していきたい」とのこと。次の展開への期待も高まります。
(東京バーゲンマニア編集部 みやま胡桃)