イラストレーターのやのさんの漫画がインスタグラムで300以上の「いいね」を集めて話題となっています。
14歳年下の会社の後輩と、昭和のビジネス用語について話していた作者。「自分がオバハンやなあと感じる用語をできるだけ使わない」と意識していたつもりでしたが…という内容で、読者からは「私も年なのか、共感できてしまった(笑)」「私は〇〇って言ってしまいがちです」などの声が上がっています。
突然訪れた「おばちゃん化」自覚の瞬間
やのさんは、インスタグラムで作品を発表しています。やのさんに作品について話を聞きました。
Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。
やのさん「日ごろから夫と作中のような話をしているので、会社の一回り以上年下の後輩に『実際どう思うか』について話をしたところ、無意識に自分も昔の言葉を使っていることが分かって面白かったので描きました」
Q.ご自分が無意識に昭和のビジネス用語を使っていると気付いたとき、どのように感じましたか。
やのさん「順当に年をとって、おばちゃんになったなあと思いました」
Q.昭和のビジネス用語を使う人に対しては、どのように感じますか。
やのさん「意味が分かるので、『おっ』と思いますね。自分も『おっ』と思わせている立場なわけですが(笑)」
Q.特に「昭和だな…」思うビジネス用語は何ですか。
やのさん「『一丁目一番地』ですね。最高です。『たばこの煙で隣の同僚が見えないオフィス』が目に浮かびます」
Q.現代の若者言葉やビジネス用語については、どのように感じていますか。
やのさん「夫が現代的な会社に勤めているのですが、よく分からない横文字を使いながら電話やウェブ会議をしています。本当に何を言っているのか分からないことが多いです。『それ、日本語で言った方が短くない?』と思うこともありますが、社風もありますもんね。ちなみに私は昔ながらの会社で、『よしなに』頑張っています」
Q.作品について、どのようなコメントが寄せられていますか。
やのさん「ランキングの中の言葉を、『そんな昔の言葉と思わずに普通に使っていた』という人がたくさんいらっしゃいました。自分も含め、若い頃に『オッサンやな~』『オバハンやな~』と思っていたところから、ついに思われる側になってきましたね(笑)。実に渋いです」
オトナンサー編集部
