オリンピックの裏側で“世界記録”が樹立されていました。
日本発ハワイ行きで記録達成
ドイツ空軍は2024年7月26日、公式X(旧Twitter)で、同軍が運用するユーロファイター「タイフーン」戦闘機が、同機による「世界最長飛行記録」を達成したと発表しました。
ハワイに向けて飛行するドイツ空軍のユーロファイター(画像:ドイツ空軍)。
これは、現在インド太平洋方面に展開中のユーロファイター3機により達成されたものです。日本時間の7月26日9時2分、北海道の航空自衛隊千歳基地を離陸した3機のユーロファイターは、合計7回もの空中給油を受けながら順調に飛行を続け、日本時間の同日19時33分にアメリカ・ハワイ州のアメリカ軍パールハーバー・ヒッカム統合基地に無事着陸しました。
飛行時間は、なんと驚異の10時間31分でした。ドイツ空軍公式Xによると、この世界記録樹立を祝して、ハワイに到着したパイロットたちは有名なビールブランドである「ギネス」のビールで乾杯したそうです。
これらのユーロファイターは、現在ハワイ近海で実施されている多国間共同演習である「環太平洋合同軍事演習(RIMPAC 2024)」に参加するとのことです。