ホテルに宿泊したときに、「枕が合わなくてよく眠れなかった」と感じたことはないでしょうか。そんな中、スーパーホテル（大阪市西区）では、宿泊客向けに8種類の枕を用意するなど、睡眠にこだわったサービスを提供しています。その理由について、同社経営品質本部の担当者に聞きました。
「翌朝元気に出発」がホテルの使命
スーパーホテルでは、フロントロビーに硬さや高さの異なる8種類の「ぐっすり枕」を用意しており、この中から好きな枕を1つ選ぶことができます。
担当者は、ぐっすり枕を用意している理由について、「ご自身に合ったお気に入りの枕でお休みいただくことで、『枕が変わると寝られない』というお悩みを解消し、翌朝元気にご出発いただきたいという思いからご用意しております」と明かしてくれました。
そもそも、同社が睡眠にこだわるのは、ホテルの宿泊客は滞在時間の大半を「眠る」ことに費やしており、商談のために出張で宿泊したビジネスパーソンや、観光を楽しむために宿泊した客にとって、しっかり睡眠を取れるかどうかは翌朝の活動に大きく影響するからだと強調します。
そこで、ホテルの一番の使命は、「宿泊客がぐっすり眠り、翌日に元気に出発してもらうこと」だと考え、1996年の開業時から宿泊客の睡眠の質を高めるための取り組みを追求してきたと言います。
その一環として、大阪府立大学名誉教授の清水教永医学博士と共同で「ぐっすり研究所」を設立し、睡眠を科学的に研究する中でぐっすり枕をはじめ、体への負担が少ないオリジナルマットレスや睡眠に最適な照明などを開発したということです。
なお、スーパーホテルでは、他にもぐっすり眠れなければ宿泊料を全額返金するという「宿泊品質保証制度」なども実施しています。
「ホテルに泊まると眠れないことが多い」「遠方の出張先での商談など、大事な用事が控えている」といった場合に、宿泊を検討してみるのもよいかもしれません。
オトナンサー編集部
