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「会社に行きたくない」一度でもそう思ったことがある人に読んでほしい本

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「あーあ、会社行きたくないな」

誰だって、1回どころか何度も、考えたことがあるはず。生理周期とか、恋愛が上手くいってるかどうかとかで、時に「私ってなんのために働いてるんだっけ?」なんて思ってしまう日だってあるし、小さなミスやちょっとした人間関係のこじれで、仕事を辞めたくなる日だってあるでしょう。

今回ご紹介するのは、そんなあなたの心をそっと包んでくれる、一冊の本。とんでもなくリアルな職場で働く主人公たちの姿に、最初は共感で嫌悪が巻き起こるかもしれない。だけど読み進めていくうちに、多様な人間たちをつなげる、会社の懐の深さを感じるようになる……かもしれない。

【この本を読んで分かること】

・会社で働く全ての人が共感できるリアルなストーリー
・「会社あるある」の問題に、不器用なりに立ち向かう登場人物たち
・仕事や家庭のモヤモヤに、それぞれが出す多様な答え

■どこの会社にも必ずいる、リアルな登場人物たちに共感

本屋で思わず『明日も会社にいかなくちゃ(こざわたまこ著・双葉文庫)』が気になってしまったのは、まずその共感性の高いタイトルが目に入ってきたから。仕事なんてしたくない、家で好きなだけ寝ていたい。そう思う反面、寝る前にほぼ毎日頭に浮かぶ「でも、明日も会社いかなくちゃな」という、半強制的なあの思い。そして、タイトルに添えられた帯の“共感しすぎて胸が痛い”というアオリ文も気になった。

本は、とあるOA機器販売会社の職場での人間関係を群像劇として描いている。同じ会社で働く6人の物語が、それぞれの視点で語られていく。

20代後半で役職に就くも、自分に自信が持てず周囲の意見に振り回されてしまうアラサー幹部補佐。出世競争に敗れ、部下からも家庭でも雑な扱いを受けるアラフィフ課長。職場で苦手だった先輩が"ママさん”となり、その働き方にモヤモヤしてしまう経理部員。会社で働いたことがある人なら誰にとっても身近で、そしてリアルな登場人物たち。どの主人公の話を見ていても「うんうん、そういう人、会社にいるよね」と思わず共感してしまう。

そして、そこで起こる出来事もまた、会社で働く私たちにとってはごく身近で、自分や周囲が一度は悩んだことがあるようなことばかり。早めに出世したものの、部下との上手い距離感が分からないとか、上司や先輩がちょっと無能に思えて、イライラしちゃったりとか。

エピソードがあまりにリアルなので、友人から体験談を聞いているような気持ちになる。そしてたしかに、自分と環境が近い登場人物の話を読んでいる時は、思わず胸が痛くなった。どんな人でも、6人の主人公のうち、誰かには共感してしまうのではないかと思う。

■「少しだけ」変わっていく登場人物に勇気づけられる

だけど、ただ共感を誘ってくるだけではない。どのエピソードでも、会社や家庭の中でもがき苦しみ、それでも前を向いて歩こうとする登場人物たち。会社という特殊な人間関係の中で、後輩や上司に「なんと伝えるべきか」悩んだり、モヤモヤする職場環境をどうやったら打破できるか考えたり……決して超絶ポジティブな登場人物たちではないけれど、それぞれが「自分の答え」を探し出し、成長していく。

読後、まず頭に浮かんだのは「答えの出し方って、それぞれでいいんだな」ということ。働いていれば何かしら嫌なことはあるし、仕事そのものは上手くいっていても、プライベートで割を食うこともある。つらいなら、仕事を辞めたっていい。だけど、辞めて気分が晴れるかどうかはその人次第。その人が出した「答え」次第なのだ。

普段は色々な思いを抱きながら、陰鬱と働いていたりいなかったり……な登場人物たち。だけど、作中にはそれぞれの「変わるきっかけ」が描かれている。しかしその瞬間は、劇的なものではない。仕事のちょっとしたミスの瞬間や、いつも通り繰り返してしまったクセに気づいてしまった瞬間。どれもこれもありふれた出来事なのだが、周囲の人々からかけられる声や、変わっていく環境の中で、何かに固執していた自分に気づくような、そんな瞬間がある。

「自分にとって、本当に大切なものってなんなんだろう」。その答えに気がついた時、登場人物はほんの少しだけ、変わる。社会で働くいい歳のオトナたちは、基本的な性格なんてなかなか変わらない。キライな自分のクセだって直せない。だけど、ちょっとだけ考え方を変えたり、いつもしない行動をしてみたりすることで、前に進むのだ。

それぞれの登場人物に、勇気づけられる瞬間があった。別に大きく変われなくたっていい、ただ、考えて行動し続けていれば、人生は続いていく……当たり前のようで、なかなか考えさせられることのない教示をもらった。

■会社って、不器用な人々の集まりだ

それに、自分とは違う立場の登場人物の話にも、感じ入るものがあった。たとえば"問題発言”の線引きが分からず、職場の部下から白い目で見られがちな中年社員。そういった人も、何も考えていないわけではなかったり、その人が抱える事情があったりする。そう思うと、自分が関わる「ちょっとイヤな人」のことも、許してあげられるような気がした。

会社にいるのは器用な人間ばかりとは限らない。「なんでそんな言い方するかな」と言いたくなる機会なんて、いくらでもある。作中にはそういう、不器用なものいいがたくさん出てくるのだけれど、俯瞰してみると、自分も人にそういう言い方をしているんじゃないかと、考えさせられる瞬間もあった。

きっと、私をイヤな気持ちにさせてくるあの人も不器用なんだろうし、そして私自身も、きっと不器用。会社は「不器用な人々」がたくさん集まっているということを再認識してみると、少しだけ優しくしてみようかなと思える。

もし本を手に取るなら、自分と似た登場人物だけでなく、職場で自分が苦手に感じる人に似た登場人物も探してみてほしい。職場で抱える問題に対して、あなたらしい答えを出したくなった時、きっと役に立つはずだ。

読み終わった頃には、自分が昨日今日してしまったミスも、気にならなくなっていた。ミスすることは、誰にでもある。大切なのはその後どうするかなのだと、心の底からそう思った。

(ミクニシオリ)

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