京都府道62号宇治木屋線のバイパスが、2024年度に開通予定です。犬打峠を長さ約3kmのトンネルで一気に通過します。
府道62号バイパスが建設中
京都府の宇治市と和束町を結ぶ府道62号宇治木屋線で、バイパス工事が進んでいます。犬打峠をトンネルで貫くこのバイパス道路は、2024年度に開通する見込みです。SNSではどのような声が寄せられているのでしょうか。
京都府道62号宇治木屋線のバイパス整備状況（画像：京都府）。
バイパスは、宇治田原町南と和束町別所を結ぶ延長3.6kmの道路です。現道は普通自動車でもすれ違いが難しい狭い箇所や、急カーブ・急勾配が続くなど走りにくい区間がありますが、バイパスは幅7.5m・2車線で整備され、長さ2953mの鷲峰山トンネルで峠を一気に通過します。
現在、北側の宇治田原町では新名神の建設が進んでおり、宇治田原IC（仮称）が府道62号や国道307号と接続する形で設置される予定です。
和束町から最も近い高速道路ICは現在、京奈和道の木津IC（約25分）ですが、府道62号バイパスと新名神が開通した後は宇治田原IC（約15分）が最寄りとなり、アクセス性が向上します。
また、広域で見た場合、三重県の伊賀市など名阪国道沿線から国道163号・府道62号バイパス・新名神などを経由して、京都府の宇治市や京都市方面へ抜けるルートが新たにできる見込みです。
SNSでは「バイパスできたら楽だわ」「さくっと通れるようになるといいねぇ」「早く開通してほしい」「トンネルできると便利」といった待望の声が複数寄せられました。しかし一方で「その先の木屋峠はどうするの？」と、犬打峠と国道163号の間にある、急カーブや急勾配が待ち受けるもう一つの“難所”に触れる人もいました。
