エアコン掃除を自分でする方法|誰でも簡単にできる3箇所や手順を解説【PR】

真夏や真冬を中心に一年中大活躍するエアコンですが、エアコン掃除をしないでいると、エアコンにカビが発生しカビ臭い風が吹きつけてきたり、運転効率が悪くなって電気代が上がってしまったりとさまざまなデメリットがあります。また、汚れを放置し続けていると、こびりついて広がっていき手に負えなくなることも。

しかし、エアコン掃除未経験の方にとっては「エアコン掃除ってどこまでできるの?」「掃除が複雑で面倒なのではないか?」など不安になることも多いはず。

そこで、この記事では自分で簡単にできるエアコン掃除の方法を解説します。エアコン掃除で失敗しないためのポイントや、プロのエアコンクリーニングとの違いについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事からわかること
  • エアコン掃除ができるのはカバー、フィルター、吹き出し口の3箇所
  • 掃除後に水に濡れたままだとカビが発生して逆効果になるので、乾燥させることが大切
  • 自分でエアコン掃除していても、2年に1回はプロによるエアコンクリーニングが必要

自分でエアコン掃除をできる箇所

エアコンは精密機器であり、複雑な構造になっているので自分で掃除できる場所は3箇所に留まります。どの部位も、2週間に1回を目安に掃除してあげましょう。

カバー

エアコンの内部を覆っているカバー(外装)は自分で掃除できます。単純に一番外側にある部分なので手が届きやすく、前面パネルなど一部は機種によって取り外せるのも特徴です。

プラスチック製なので、取り外した部分は水で洗うことも可能。ただし、よく絞っていない雑巾で拭いたり水をかけたりすると、電源や精密部分にまで水がかかってしまうこともあるため、水気を残さない掃除が大切です。

フィルター

メーカー側でも家庭での掃除を想定している代表的な場所がフィルターです。フィルターは吸った部屋の空気を濾過するため、空気中に含まれるわずかなホコリをキャッチして汚れていきます。しかし、丸ごと水洗いできるので掃除は簡単です。

フィルターは前面パネルを開けると並んで2枚装着されており、ワンタッチで着脱できる仕組みになっています。取扱説明書にも掃除の方法が記載してあるので、確認してみてください。

吹き出し口(ルーパー)

エアコンの風が出てくる、吹き出し口周辺も自分で拭いて掃除ができます。吹き出し口にはルーパーと呼ばれる、風向きを変える羽根がついており、あわせて掃除が可能です。

エアコンを掃除するときは電源を切っているので、ルーパーも閉じていますが、手で優しく回せば開きます。薄いことから華奢なので、力を入れて壊さないように注意してください

 【簡単】自分でできる!エアコン掃除の流れ

カバー、フィルター、吹き出し口(ルーパー)の3箇所は自分で掃除が可能です。具体的な掃除手順や、準備について解説します。

掃除前に準備するもの

自分で掃除する場合、専門的な道具は特に必要なく、家にあるもので十分です。万が一家にない場合も、ほとんどは100均で気軽に購入できます。次のものを用意しておきましょう。

掃除前に用意するもの
  • マスクやゴーグル、手袋など自分を保護するもの
  • 掃除機(小型のコードレスタイプが持ち上げやすくおすすめ)
  • 雑巾
  • ハンディモップ
  • 台所用の中性洗剤
  • 消毒用のエタノールスプレー
  • 歯ブラシ
  • 割り箸
  • ごみ袋
  • タオル数枚

また、この他に市販のエアコン洗浄スプレー(抗菌スプレー)を購入してもよいでしょう。通販やホームセンターにて、数百円~2,000円程度で購入できます。

エアコン掃除の流れ

エアコン掃除は、水を使用しない掃除機のみの掃除であれば10分もあれば終わります。一方、雑巾で拭いたり水洗いしたりする本格的なエアコン掃除の場合、実際に作業する時間は30分~1時間程度でよいものの、乾燥に半日ほどかかります。そのため、時間に余裕があるときに行うのがおすすめです。

フィルター・吹き出し口・前面パネルの3箇所を掃除する手順は次の通りです。

  • STEP.1
    エアコンのプラグをコンセントから抜く
    まずは、エアコンのプラグを抜き電源を完全に切りましょう。コンセントに差し込んだままだと、感電や故障のリスクがあります。
  • STEP.2
    周囲を養生する
    エアコンの掃除中は、周囲がホコリや水などで汚れてしまう可能性が高いです。エアコンの周囲にある家具やカーペット、その他私物などはできるだけ片づけておきましょう。どかせない大きな家具には、大きなごみ袋を被せて養生するのがおすすめです。
  • STEP.3
    エアコン上部を掃除する
    いよいよ掃除開始です。エアコンの前面パネルを開ける前に、エアコン上部をハンディモップで往復しホコリを吸着させます。エアコン上部にはホコリが降り積もっていることが多いので、前面パネルを開けた衝撃で飛び散る前に取り除きましょう。
  • STEP.4
    前面パネルを開ける
    次に、前面パネルを開けます。ホコリが舞い散らないよう、そっと開けるのがポイントです。開け方は取扱説明書に従ってください。一般的には、エアコンの両側か前面パネル下部を押すと前面パネルが開きます。
  • STEP.5
    掃除機をかける
    フィルターを取り外す前に、一度フィルターを取りつけたままの状態で上から掃除機をかけ、ホコリを吸い取ります。いきなりフィルターを取り外すとホコリが落ちやすいので、可能な限り掃除機の細い吸い口を使用して吸っておきましょう。
  • STEP.6
    フィルターを取り外して掃除機をかける
    だいたいホコリを吸い終わったら、フィルターをスライドさせゆっくりと取り外します。掃除機をかけきれなかった奥に、たっぷりとホコリが残っているので落とさないよう注意してください。残ったホコリを再び掃除機で吸います。このとき、裏側ではなく必ず表側からホコリを吸いましょう。裏側から吸うと、ホコリが網目に押し込まれ取りにくくなってしまいます
  • STEP.7
    フィルターを水洗いする
    フィルターのホコリがとれたら、お風呂場や庭などで水洗いしましょう。このとき、今度は逆に裏側から水をあてると、網目にホコリが入り込むことなくスムーズに流せます。 汚れがひどくなかなか落ちない場合は、裏側から歯ブラシで優しく擦りましょう。表と裏どちらから吸ったり洗ったりすればよいのかわからなくなったら「どんな向きで吸ったり流したりすると、表から付着したホコリが網目をくぐらずに済むか」を考えるとわかりやすいです。
    水洗いを終えたら、タオル2枚で表裏からフィルターを挟んで、こすらずに水気をしっかり取り、半日程度陰干ししておきます。拭くだけだと細かな部分に水気が残っており、カビの原因になるため必ず完全に乾燥させてください。
  • STEP.8
    吹き出し口を掃除する
    フィルターを乾燥させている間に、吹き出し口を掃除しましょう。フィルターに比べて、吹き出し口の掃除は簡単です。吹き出し口周辺を固く絞った雑巾や、ハンディモップなどで拭いていきます。汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤を含ませた雑巾を使用するとよいでしょう。向きは手で動かせるので、掃除しやすい角度まで回してください。カビの抑制のため、拭き終わったあとはエタノールスプレーを吹きかけておくのがおすすめです。
  • STEP.9
    前面パネルを取り外して掃除する
    次に、前面パネルも掃除しましょう。吹き出し口と同じように、固く絞った雑巾で拭いていきます。ただし、上の方は手が届かないかもしれません。取扱説明書を確認し、前面パネルを取り外せるようであれば取り外してから拭くとすみずみまで綺麗にできます。
  • STEP.10
    前面パネルやフィルターを取りつける
    フィルター、吹き出し口、前面パネルを綺麗にして乾燥させたら、それぞれを組み立て直します。前面パネルを取りつけ、フィルターも差し込みましょう。きちんと前面パネルが閉まるか確認してください。
  • STEP.11
    送風する
    組み立て終わったら、最後に送風運転を行います。送風運転により、わずかに残った水分も完全にとばせます。3~4時間程度運転したら、自分での掃除は完了です。

室外機を自分で掃除する方法

室外機はメンテナンスフリーとされており、基本的に掃除は必要ありません。エアコンクリーニング業者でも室外機洗浄はオプション扱いになっており、室内のエアコンクリーニングだけ依頼する人も多いです。

室外機を掃除するかどうかの目安として、室外機が目詰まりを起こしていないかチェックしましょう。特に室外機の周囲にゴミや枯れ葉、砂などが多すぎる場合は室外機が目詰まりしやすいです。目詰まりすると空気を上手く取り込めなくなるため、エアコンの効きが悪くなったり電気代が上がったりするリスクがあります。

もし、明らかにひどい汚れがある場合は自分で掃除するとエアコンの運転効率を改善できるでしょう。掃除は次の手順を参考にしてください。

  • STEP.1
    周囲を掃除する
    周囲に枯れ草やゴミなどがある場合、まずはほうきで掃除します。半径20cmを目安に、室外機の周辺にはなにもない状態にしましょう
  • STEP.2
    室外機の外側を掃除する
    プロペラを保護している表面のカバーや背部など、ほうきが入らないような本体の隙間は、歯ブラシやコードレスの掃除機を使用して吸い出すと簡単にゴミが取れます。
  • STEP.3
    室外機本体の外側を拭く
    室外機本体は一番雨や土などで汚れやすいので、絞った雑巾で拭いていきましょう。室外機は雨に濡れても大丈夫なつくりなので、上から庭の水道などを使用してシャワーをかけても問題ありません。しかし、上から下ではなく、下から上にかけるといった雨とは違う方向からの水は故障の原因になるため避けましょう。
  • STEP.4
    フィンを掃除する
    室外機のフィンとは、室外機の側面や背部から見える薄い金属板のことです。金属製ながら薄く、無理に力を加えると曲がってしまうため、歯ブラシを使用して丁寧に優しく汚れをかき出していきます。掃除機の吸い口も併用すると、細かい部分も汚れを取りやすいです。
  • STEP.5
    ドレンホースを掃除する
    ドレンホースとは、エアコンの運転時に出た水を排出するためにエアコンと繋がっているホースです。ホースの先が外にあるため、先からよく虫が侵入したり、蜘蛛が巣を作っていたりして詰まることがあります。ドレンホースの中を確認し、詰まっているようなら割り箸や古い菜箸などを使ってかき出しましょう。中に水が溜まっており、掃除とともに水が吹き出してくることもあるためホースの向きに注意してください。

自分でエアコン掃除を行うときの注意点

自分でエアコン掃除をする場合、以下の点に注意しましょう。

本格的な掃除は真夏や真冬を避けて行う

エアコン掃除を5分や10分程度ではなく、長時間かけてじっくり行う場合は真夏や真冬を避けましょう。エアコン掃除中はエアコンを使用できないため、真夏や真冬の掃除は熱中症になったり風邪を引いたりするリスクがあります。

どうしても掃除したい場合は、時間がかかっても大丈夫なように窓やドアを開けて換気したり、防寒対策をしたりしてから行うのがおすすめです。

本格的に暑く(寒く)なってきた頃に汚れに気がつき、エアコン掃除に取りかかる人も多いですが、できるだけシーズン前に計画的な掃除を行うようにしましょう。

掃除しにくいところは無理をしない

エアコンのファンやフィンなど、手が届きにくい奥の部分を無理矢理掃除するのはやめましょう。家庭での掃除にはどうしても限界があります。無理に掃除すると故障してしまう可能性もあるため、自分でできる範囲だけ丁寧に掃除するのがおすすめです。

どうしても掃除したい場合は自己責任であることを理解した上で、掃除場所の形状や材質に合った掃除方法を見つけるようにしましょう。たとえば細い隙間であれば割り箸や竹串を使用したり、手も棒も届かないような場所は洗浄スプレーを用いたりすると掃除しやすくなります。

自分での掃除はメーカー保証対象外になる可能性がある

自分で本格的な掃除を行うと、メーカーの保証対象外になってしまう可能性があるため、掃除前に取扱説明書を確認しましょう。エアコンのフィルターに関しては取り外しができるように設計されていますが、工具による分解やフィンへのスプレーなどは想定されていません。

たとえば、万一スプレーを噴射しすぎて水濡れによる故障が起きた場合や、無理な取り外しで部品が破損した場合、顧客側の過失として保証期間中でも修理料金が必要になります

一方、プロのエアコンクリーニング業者に依頼する場合であれば、業者の多くが保険に加入しているため、破損・故障の際も保証がききます。自分で掃除する場合、取扱説明書にない取り外しは基本的に自己責任になるため、自信がないのであればプロに依頼するのが確実です。

エアコンの効きを長持ちさせる掃除やメンテナンスのコツ

エアコンがなかなか綺麗にならない、あるいはエアコンの状態が改善しない場合、普段のお手入れ頻度やお手入れの方法が間違っているかもしれません。次のポイントを参考に、エアコンのメンテナンスを行いエアコンの効きを長持ちさせましょう。

2週間に1回はフィルター掃除をする

フィルター掃除の理想的な掃除頻度は、毎日エアコンを使用する場合で2週間に1回です。中には「1ヶ月以上掃除していないが、運転には支障を感じていない」という方もいるかもしれませんが、フィルター掃除にはカビ抑制の効果もあるためこまめな掃除が必要です。掃除を怠っていると、溜まったホコリがカビの栄養源になり、カビがどんどん繁殖していきます。

あまり汚れていないと感じたとしても、2週間に1度は掃除機で吸うだけでもよいのでさっと掃除するようにしましょう。フィルターの取り外しはどのエアコンでも対応しているので、誰でも簡単に掃除できます。どうしても面倒な方は、価格は高くなりますが、最初からお掃除機能付きエアコンを購入するのがおすすめです。

使用後は必ず送風運転をする

エアコンのカビ汚れを抑制するために、使用後は送風運転をしましょう。特に冷房運転では、温かい空気を取り込んで冷たい空気を送る際の温度差からエアコンの内部が結露しやすく、運転を終えたあとも内部に水が残りなかなか乾かず、カビの原因になります。

そのため、冷房や暖房運転を終えたら電源を消すのではなく、送風運転に切り替えるようにしましょう。3~4時間程度送風運転すれば、十分に内部が乾燥します。あくまで送風なので冷房や暖房に比べれば電気代は10分の1以下でほとんどかかりません。この送風運転をするかしないかでカビの生える速度が変わるため、エアコン掃除のしやすさにも影響してきます。

送風運転は、エアコンのリモコンにある「送風」モードか「内部クリーン」モードで行えます。両方ない場合は、30~31℃などもっとも高い設定温度で冷房運転すると、自動的に送風運転になります

掃除の際に抗菌スプレーをしておく

エアコン掃除の際、市販の抗菌スプレーを購入してカバーやフィルターなどに吹きかけておくとカビや汚れがつきにくくなり、のちの掃除が楽になります。抗菌効果だけを目的としたスプレーもありますが、エアコン掃除をするなら洗浄スプレーと抗菌スプレーの両方の効果を持ったものがおすすめ。スプレーするだけで掃除もできるため、一石二鳥です。

ただし、吹きかけるところを間違えると、エアコンの故障や火災に繋がるため注意しましょう。特にアルミフィンへのスプレーは故障・詰まりが生じることがあるので、避けておくのが無難です。吹きかける場所や量は必ずスプレーに記載があるので、よく読んでから使用してください。

2~3年に1回はエアコンクリーニング業者に掃除を依頼しよう

フィルターや吹き出し口といった見える範囲は誰でも簡単に掃除できますが、エアコン内部の熱交換器やシロッコファン(送風ファン)、ドレンパンといった部分の掃除は非常に難しいです。このような奥まで見えず手が届かない部分や、分解できない部分の掃除はプロのエアコンクリーニング業者に依頼する必要があります。

一般的に、2~3年に1回はプロのエアコンクリーニングが必要といわれています。エアコンクリーニングを依頼しないままだと、次のような症状が現れることが多いです。

エアコンの掃除不足による不調
  • エアコンの効きが悪くなる
  • 電気代が高くなる
  • エアコンからの風がカビ臭い
  • せきやくしゃみなどがよく出る

家庭での掃除では奥まで分解洗浄できないため、残った汚れやカビから上記のような症状が現れます。運転効率が悪くなり、多くの電気を消費してもなかなか設定温度に到達しません。

自分で掃除をしてもなかなか改善しない場合は、2~3年に1回を目安にエアコンクリーニングを依頼してみましょう。

エアコンクリーニング業者に依頼するメリット

プロによるエアコンクリーニングは、エアコンの部品を分解し、高圧洗浄機や専用の洗剤を用いて徹底洗浄してくれるのが特徴です。家庭での掃除と同じことをするのだと思っている人もいるかもしれませんが、家庭での掃除とエアコンクリーニングはまったくの別物といえます。

エアコンクリーニングを依頼することで、カビ臭い、電気代が高い、エアコンの効きが悪いなどの問題が一挙に解決できます。また、オプションとして用意されている抗菌コートを依頼すれば、およそ1年程度抗菌効果が続くため、エアコンが汚れにくくなります。

エアコンクリーニング業者の料金相場

エアコンクリーニングの料金相場は、エアコンの種類が大きく影響します。一般的な料金相場については、次の表を参考にしてください。

エアコンの種類クリーニング料金の目安
壁掛けエアコン8,000〜9,000円/台
お掃除機能付きエアコン13,500〜15,500円/台
天井埋め込みエアコン(家庭用)16,000〜17,000円/台

一般的な壁掛けエアコンよりも、お掃除機能付きエアコンや、天井埋め込み型のエアコンの方が構造が複雑な分、分解に手間がかかるため料金が高めです。

料金を安くしたいなら、地域密着型の個人業者に依頼するとよいでしょう。個人業者だと、壁掛けエアコン1台あたり4,000~6,000円と、相場の半額近い値段で請け負ってくれることもあります。これは、大手業者や近隣の同業者に負けないよう、価格で勝負しているためです。

エアコンクリーニングの料金は一見高いですが、クリーニングすることで運転効率がよくなり、電気代が安くなるので結果的にもとをとれます。エアコンクリーニングの料金や、安くするコツに関して、詳しくは以下の記事でも紹介しているのでぜひ参考にしてください。

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エアコンクリーニング業者の選び方

エアコンクリーニング業者は数が多く、専門業者やハウスクリーニングと一緒に依頼できる業者、家事代行の一環で日常のお手入れを手伝ってくれる業者などさまざまです。特に個人業者は質もかなり差があるため、選び方のポイントを知っておくと失敗しにくくなります。選び方のポイントは次の通りです。

エアコンクリーニング業者を選ぶポイント
  • 料金は相場の範囲内か、相場より安すぎないか
  • 万が一破損や故障があった場合に補償してくれる、損害保険に加入しているか
  • エアコンクリーニングの実績や経験が豊富か

業者選びでは安さに注目しがちですが、あまりにも安すぎる業者は手抜きや追加料金発生の可能性もあるため、作業内容や見積もりを確認してから依頼することが大切です。

また、万が一作業によってエアコンが故障・破損してしまった場合や、家や家具を傷つけられてしまった場合に備えて、損害保険に加入している業者を選ぶことが重要といえます。すみずみまで綺麗にしてもらうためにも、エアコンクリーニングの実績に自信のある業者を選びましょう。

もし、選ぶのが難しい・面倒な場合には、全国展開している大手業者の「ダスキン」や「おそうじ本舗」「カジタク」などに依頼すると安定したサービスを受けられます。個人業者を探したい場合には、マッチングサイトの「くらしのマーケット」や「ユアマイスター」がおすすめです。

この他にも、エアコンクリーニングのおすすめ業者や依頼前の確認事項について以下の記事で解説しています。詳しく知りたい方はご一読ください。

【2023年最新版】エアコンクリーニング業者のおすすめ20選|選び方から依頼時期の目安まで【講師監修】【PR】

自分でのエアコン掃除に関するよくある質問

最後に、エアコン掃除に関してよくある質問に回答します。

  • 水を使って掃除してもいい? 取り外せるプラスチック製の前面パネルや、フィルターは水洗いしても問題ありません。しかし、本体そのものや内部に水をかけると、電装部分にかかって故障の原因になったり、湿気が残ってカビや汚れが余計に増える原因になったりするのでやめた方がよいでしょう。水を使用するときは、必ず固く絞った雑巾などを利用して、内部にできるだけ水分が残らないようにします。また、必ず乾燥させてからパーツを取りつけることが大切です。
  • お掃除機能付きエアコンも掃除は必要? お掃除機能付きエアコンであっても自分での掃除やエアコンクリーニングは必要です。フィルター掃除は自動で行われますが、エアコン内部のカビや汚れ、ダストボックス内のゴミなどは自動で掃除できません。これらは手作業で掃除する必要があります。お手入れの方法は取扱説明書に記載があるため、取扱説明書に従って掃除しましょう。また、吹き出し口やカバーについては、一般の壁掛けエアコンと同じ手順で掃除できます。
  • 掃除するおすすめのタイミングは? 自分での掃除は、プロと異なり1回で細かいところまで綺麗にしにくいため、こまめに行うことが大切です。プロのエアコンクリーニングは2年に1回、自分での掃除は2週間に1回を目安に行います。また、シーズン前と後にそれぞれいつもより丁寧に掃除しておくと、清潔を長く保てるでしょう。

まとめ

エアコン掃除は家にあるもので簡単にできます。フィルター・カバー・吹き出し口の3箇所を、掃除機や歯ブラシ、雑巾などを利用して掃除しましょう。フィルターやカバーの前面パネルは取り外して水洗いすることもできます。

しかし、水気をしっかり切って完全に乾燥させておかないと、逆にカビの発生原因になってしまう可能性もあるため注意が必要です。

また、エアコン掃除を自分で定期的に行っていても、やはり内部の奥にある汚れは取れないため、専門的なエアコンクリーニングも2年に1回は必要になります。格安で請け負ってくれる質の良い業者もたくさんいるので、仲介サイトも活用しながら選びましょう。

自分でのエアコン掃除とプロのエアコンクリーニングを使い分け、いつも綺麗なエアコンを長く保ってください。

  • ECナビClip!編集部
    フィルター・カバー・吹き出し口は2週間に1回を目安に自分で掃除できます。こまめに掃除して、綺麗なエアコンを保ち快適に過ごしましょう。
  • ※この記事は2022年4月21日に調査・ライティングをした記事です

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