Wi-Fiの平均速度は?スピードの遅い原因と対処法について徹底解説

Wi-Fiを利用していて、通信が遅くなることにストレスを感じたこともあるでしょう。

Wi-Fiが遅いのは仕方がないとあきらめている人もいるかもしれません。しかしWi-Fiの速度が遅くなるのには、いくつか要因があります。

そこで今回は、Wi-Fiが遅くなる原因や、その対策方法ついて解説。また、Wi-Fiの通信速度の相場や基礎知識についても紹介しています。

機械が苦手な方にも分かりやすく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

Wi-Fiにおける通信速度の基礎知識

Wi-Fiにおける通信速度の基礎知識

Wi-Fiの通信速度というと、よく「GB」や「MB」といった単位が使われます。この単位のイメージがよくわからないという人もいるでしょう。

そこで以下からは、通信速度の基本的なことについて解説をしていきます。ストレスなく使用できる、通信速度の目安についてもみていす。

通信速度の単位

通信速度の単位でよく「○○Mbps」や「○○Gbps」と表示されています。

 このなかの「ps」とは「Per Second」のことです。1秒当たりのデータ量という意味になります。

Wi-FiでよくみられるMbpsやGbpsですが、GbpsはMbpsの1,000倍です。つまりGbpsが使われていれば、1秒にKbpsの1,000倍ものデータ量をやり取りできるのです。

MbpsよりもGbpsを使っているものの方が、より多くのデータ量をやり取りでき早いと解釈できます。

またMbpsやGbpsの前の数字が大きいほど、より多くのデータを短時間でやり取りできるのです。

ストレスなく通信できる目安

Wi-Fiにおける通信速度の基礎知識

快適にネット利用できる通信速度の目安ですが、これは用途によって若干異なります。用途別の目安については別項で紹介しますが、ひとつの基準となるのが20Mbpsです。

速度計測してみて20Mbps以上出ていれば、大半のことはストレスなく利用できるでしょう。

ちなみに20Mbpsですが、音楽のCD1枚分を4分40秒くらいでダウンロードできる計算です。

用途別の通信速度の目安

Wi-Fiにおける通信速度の基礎知識

ネット利用といってもホームページの閲覧や動画視聴、オンラインゲームなど使い方はさまざまです。用途によって必要な通信速度の目安も変わっていきます

主な用途別と必要な通信速度について、表にあらわしました。以下をベースに考えましょう。

目安の速度 主な用途
1Mbps 一般的なホームページ閲覧・メール・LINE
3Mbps YouTube(標準画質)・ビデオ通話
5Mbps YouTube(HD画質)・オンラインゲーム(スマホ)
25Mbps 4K動画・オンラインゲーム(パソコン)

自分の用途を基準にして、どの程度の通信速度が必要かチェックしてみてください。

Wi-Fiにおける通信速度の相場について

Wi-Fiにおける通信速度の相場について

通信速度の基本がわかったところで、Wi-Fiの通信速度がどのくらい出ているのかについて検証します。

Wi-Fiサービスを提供している通信事業者のサイトで速度が表示されているものの、実際の通信速度は表記されている通りではないことも多いものです。しっかり注意をしていきましょう。

紹介されているのは「提供速度」

Wi-FiサービスのWebサイトをみてみると、「最大1Gbps」など表示されています。1Gbpsというと、あらかたネットサービスはなんでも問題なく利用できる速度です。

 しかしここで注意しなければならないのは「最大」という点です。「最高これだけの速度が出ますよ」という意味で、実際にはここまで速度は出ていないと考えてください。

実際の通信速度は、最大よりも何割か落ちると考えましょう。また時間帯や曜日によっても、通信速度が変わってくる点にも注意が必要です。

週末や昼休み・夜仕事終わりで帰宅するタイミングは、多くの人がネット利用をします。

このため通信が混雑して速度が落ちがちなため、あらかじめ理解しておきましょう。

Wi-Fiの平均速度とは?

Wi-Fiにおける通信速度の相場について

Wi-Fiの平均速度は端末や、どの回線を利用しているかによって変わっていきます。大まかな平均といわれているのが、70Mbpsです。

 ちなみにこれまで一般家庭でネット通信する際に利用されてきたのが、ADSLでした。ADSLはアナログの電話回線を使って、データのやり取りをするアプローチです。

ADSLの場合、最大速度はおおよそ50Mbpsでした。これよりもWi-Fiは早いと考えてよいでしょう。

ポケットWi-Fiの平均速度について

Wi-Fiにおける通信速度の相場について

Wi-Fiにもさまざまな種類があって、ポケットWi-Fiのユーザーも増えてきています。スマホサイズの端末でコンパクトなので、持ち運びが可能です。

ポケットWi-Fiを起動させれば、いつでもデータ通信できます。外出先でネットを利用する人の間でよく利用されています。

 ポケットWi-Fiの平均速度をみると、おおよそ30~40Mbpsです。動画視聴する際に必要なのは、25Mbps以上とされています。

動画がカクカクすることなくみられるだけの、通信速度は確保できているのです。

ただしこの平均速度は、1日全体をみたものです。利用者の多い際には、平均以下の速度しか出ないこともあるので注意しましょう。

いわゆる置くだけWi-Fiと呼ばれる据置型のホームルーターと比較すると、モバイルWi-Fiは若干速度が遅いものです。

ただ混雑する時間帯を避けて使用すれば、そこまで問題は起こらないでしょう。

Wi-Fiスポットの平均速度

Wi-Fiにおける通信速度の相場について

今ではだれでも利用できる、公衆Wi-Fiサービスがあるでしょう。カフェやファストフード、エキナカなどさまざまなところにWi-Fiスポットがあります。

 Wi-Fiスポットの平均速度ですが、早くても25Mbpsと考えてください。ほかの端末と比較すると少し落ちます。

これは不特定多数の人が利用しているからです。限られた電波を多くの人が同時に使用すれば、渋滞してスピードがどうしても落ちてしまいます。

Webサイトを閲覧したり、メールの送受信したりする分には問題ないでしょう。

しかし動画視聴やオンラインゲームをすると、画像が止まってしまうなどのトラブルが起こりやすいです。

Wi-Fi速度が遅い主な原因

Wi-Fi速度が遅い主な原因

Wi-Fiを利用しているけれども、どうも遅いと感じたことはある方もいるでしょう。

通常よりも速度がダウンしているのは、以下で紹介している要因が関係しているかもしれません。

電波の邪魔になるものがある

Wi-Fiは無線で電波を飛ばすことで、データ通信を可能にしています。ところが端末との間になんらかの障害物があると、電波をうまく送れずスピードダウンしてしまいます。

 たとえばマンションなど鉄筋コンクリートの建物の場合、壁ひとつ隔てると速度が遅くなりがちです。コンクリートや鉄には、電波を通しにくい性質があるからです。

またルーターと端末の距離が延びると、それだけ電波も届きにくくなります。

ホームページの立ち上がりが遅ければ、少しルーターに近づいてみるとよいでしょう。

多数の端末を同時接続している

Wi-Fi速度が遅い主な原因

Wi-Fiのいいところは、複数の端末で同時接続できる点です。家族それぞれが同時にネット通信できるわけです。

 ただ接続している端末の数が多くなると、それだけ限られた電波を分け合う形になります。そうするとどうしても通信速度がダウンしてしまうのです。

最近ではパソコンやスマホだけでなく、スマートスピーカーにテレビ・エアコンなどがあります。さまざまな家電も、Wi-Fi接続できるモデルがあるのです。

知らない間に多くの端末がWi-Fiを使っていて、速度が低下しているかもしれません。

どうも速度が出ないというのであれば、一度自分の家でどのくらいの端末がつながっているか、確認してみるとよいでしょう。

家電との電波が干渉しあっている

Wi-Fi速度が遅い主な原因

電波の干渉が起こることで、速度が低下する可能性もあります。

 Wi-Fiの場合、2.4GHzと5GHzという周波数帯を使用するのが一般的です。

ところでこの周波数帯のなかでも、2.4GHzの方は家電製品のなかで使っているものもあります。有名なのは電子レンジです。

電子レンジが近くにあると、電波を取り合ってしまって速度が出ないかもしれません。電波干渉は長く使用するのなら、避けたほうがよいでしょう。

電波干渉の状態が長時間続くと、システムに悪影響をおよぼすかもしれません。ルーターを電子レンジから離すなど、早めの対策がおすすめです。

ルーターや端末になんらかの問題が起きている

Wi-Fi速度が遅い主な原因

電波ではなく、ルーターになんらかの不具合が起きていることも原因となりえます。あまりに大きな負荷をかけると、ルーターの処理機能が追いついていかないこともあります。

 またどれほど通信速度の速いプロバイダで契約しても、ルーターにそれを処理できるだけの能力に欠けると、通信速度は出ません。

古いルーターのなかには、処理能力の低いスペックの機種もみられます。またスマホやパソコンの端末における、不具合の可能性も考えらるでしょう。

これら端末も古いモデルでスペックが低いと、通信速度はなかなか早くなりません。

Wi-Fiの速度が遅いと感じた場合のセルフケア方法

Wi-Fiの速度が遅いと感じた場合のセルフケア方法

ここまで速度がダウンする原因について、主だったものについてピックアップいきみました。上記4つの要因であれば、自分で対処できるかもしれません。

ここではみなさん自身でできる対策について解説していきます。プロバイダに相談する前に、自分でできることはやってみましょう。

ルーターの置く場所を調整する

ルーターと端末の間に障害物がある場合、設置場所をみなおしましょう。まずは端末の近くのルーターを置いてみると、速度がアップするかもしれません。

 また鉄やコンクリートは電波の通りが悪いものです。金属製の家具やコンクリの壁の近くにルーターを設置しているのなら、少し離してみましょう。

電波は放射状に飛ぶ性質があります。

部屋の隅に置くのではなく中心に設置すれば四方八方に電波が飛ぶので、どこにいても受信しやすくなるでしょう。

電子レンジなどからルーターを離す

Wi-Fiの速度が遅いと感じた場合のセルフケア方法

速度低下の要因のひとつに、電波干渉があります。同じ周波数帯を利用している家電製品があると、電波を干渉しあってしまう現象です。

電波干渉を起こしているのであれば、その家電製品からルーターを離して使用しましょう。

 電子レンジのほかにもIHヒーターも、干渉を起こす可能性があります。部屋のレイアウトをみなおしてみましょう。

ルーターの設定が可能であれば、こちらを変更するのもおすすめです。位置的にルーターと電波干渉を起こしている家電が、離せない場合におすすめです。

たとえば2.4GHzの周波数帯であれば、5GHzに変更してみましょう。

チャンネルを変えることで干渉が解消されて、速度が回復するかもしれません。

一度につなげる端末の数を絞る

Wi-Fiの速度が遅いと感じた場合のセルフケア方法

ルーターに複数の機器を接続は可能ですが、端末の数が多くなると速度はその分落ちます。

 複数の機器をつなげているのであれば、不必要なものは切断しましょう。

家電製品のなかには、Wi-Fi接続できるモデルもあるでしょう。これが知らないうちに常時接続になっている可能性があります。

またプリンターとパソコンを、接続している場合もあるでしょう。プリンターを使用しないときには、切り離す習慣をつけましょう。

このように使用していない、接続する必要のない機器がつながっていないかチェックしてみてください。

できるだけ接続機器を絞り込むことでスピードも回復します。

ルーターを再起動してみる

Wi-Fiの速度が遅いと感じた場合のセルフケア方法

ルーターになんらかの不具合が起きることで、速度ダウンしている可能性もあります。その場合にはいったん再起動してみましょう。

 パソコンやスマホで不具合が起きたときに、再起動するのと同じです。再起動することで問題の起きている箇所がリセットされ、元通りの機能を取り戻すことがあるからです。

再起動の方法は機種によって異なります。マニュアルに流れについて説明されているはずなため、その案内に従って作業してみてください。

何度も不具合を起こしているのであれば、設置環境に問題があるかもしれません。湿気のある場所やホコリの溜まりやすい場所は、熱がこもりやすいものです。

高温になりやすい場所にルーターを設置すると、熱暴走を起こして不具合が起こりやすくなります。風通しのよい場所に移動させてみましょう。

よくある質問

再起動しても状況が改善しない場合は、どうすればよいのですか?
昔のモデルを使っていると、処理能力の問題で速度の遅くなる恐れがあります。

何度起動してもよくならなければ、新しいものに交換したほうがよいでしょう。

速度が遅い場合にはまずなにをすればよいのですか?
簡単にできるのは、端末をルーターに近づけてみることです。

端末との距離が遠ければ、できるだけ近くにもっていって様子をみてみましょう。

端末に問題のある場合はありますか?
考えられます。パソコンやスマホが最新のOSになっていない場合などです。

心当たりがあれば、アップデートを試してみてください。

ある日突然極端スピードがダウンしてしまいました。どうすればよいでしょうか?
それは容量超過になって、速度制限がかかっている可能性もあります。

どの程度容量を使っているか、端末の液晶画面で確認してください。

速度低下する時間帯などはありますか?
多くの人が利用すると、混雑で速度がダウンします。

昼の12時から1時にかけて、夜の8時以降は仕事がひと段落してネットに接続する人が増えます。

壁の近くに置くのはよくないと聞きました。場所を移動できない場合にはどうすればよいのですか?

無線LAN中継器と呼ばれる機器があります。
ルーターと端末の間に設置することで、電波を中継して届きやすくする機器です。

どうしてもルーターの場所を動かせない場合には、中継器の使用を検討してみてください。

電波干渉を起こす家電があると聞きましたが、具体的にどういったものがありますか?

電子レンジやIHヒーターなどは、電波干渉を起こしやすいといわれています。

その他には固定電話やファックスなども、干渉を起こす機種があるのでチェックしてみてください。

さらにBluetooth搭載の端末も、干渉を起こす可能性があるので頭に入れておきましょう。

まとめ

実際にWi-Fiを導入してみたところ、思うほど速度が出ないという話もあります。速度が遅くなる原因はご紹介したように、いくつかの要素が考えられます。

なかにはプロバイダや端末を変えなくても、解決できるケースがあるかもしれません。ここで紹介した方法を、まずは試してみましょう。

今回ご紹介した方法を試しても、うまくいかないこともあるでしょう。

その場合には端末を買い替える、プロバイダを乗り換えることも検討してみてください。
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