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「男性限定の授乳室を」 授乳室に入れず困った父親の投稿話題、男はなぜ入りにくい?

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外出先で男性が育児をするための環境は?

外出先で男性が育児をするための環境は?

 ネット上で先日、「乳児と父親だけで外出すると、男性は授乳室に入れないところもあるから困る。男性限定の授乳室を作ってほしい」という、子育て中の男性からの投稿が話題となりました。父親が授乳やおむつ交換を行うなど、母親と育児を分担することが増えつつありますが、父親が外出先で授乳やおむつ交換を行える環境は、まだまだ整っていないようです。父親の育児参加が叫ばれる現在、街なかにある男性の育児環境はどうなっているのでしょうか。子育て心理アドバイザーの雨宮奈月さんに聞きました。

男性が入りにくいのは名称のせい?

Q.商業施設などには、乳児専用の施設である「ベビー休憩室」「授乳室」があります。両者の違いは。

雨宮さん「『ベビー休憩室』は、乳児のお世話ができるコーナーです。おむつ交換台や手洗い場、ミルクを作るためのシンクなどがあります。奥には、仕切られた母親専用の授乳コーナーがあります。乳児を連れた父親も、授乳コーナー以外は利用できます。一方、『授乳室』もベビー休憩室と設備は同じです。建物が比較的歴史のある施設では、『授乳室』という名称で呼ばれていることが多いようです。

しかし、ベビー休憩室や授乳室の設置場所が建物の比較的奥まった場所にあり、男性が入ると目立つことと、名称が『授乳室』ということで男性が入りにくいのかもしれません。父親がミルクを作るためにシンクを利用することも可能なのですが…」

Q.商業施設などに設置されているベビー休憩室や授乳室は、乳児を連れた父親のみでは利用しづらいのですね。

雨宮さん「父親だけでは利用しづらい、という声も多く耳にします。男性が同じ空間にいることで、他の母親に気まずい思いをさせてしまっていないかと不安になるそうです。また、実際に『嫌だな』と感じる母親も少なくないそうです」

Q.その理由とは。

雨宮さん「『赤ちゃんのための空間=母親の空間』という認識が、まだ母親自身の中に根強いからだと思います。保育園や幼稚園に通い始めるまでの間、母親以外がわが子の育児に参加するという感覚を知らないので、つい防衛本能が働いてしまうのでしょう。生後間もない頃から、両親とは別室で眠り、父親と母親が同じ立場でミルクを与えるアメリカや、母親の復職が早く、初めからミルクを与えるフランスなどに比べ、母乳育児に肯定的な日本ならではの特徴なのかもしれません」

Q.ベビー休憩室にせよ授乳室にせよ、おむつ交換台やシンクのあるスペースには本来、父親も入れます。名称や場所以外にも、入りにくい理由があるのでしょうか。

雨宮さん「おむつ交換台やミルクを作るためのシンクのあるスペースが、閉鎖的なつくりであるからかもしれません。例えば、男性用トイレと女性用トイレの間に設置されている『赤ちゃん休憩室』でも、ドアが設けられていると、それだけで父親は二の足を踏むそうです。

中の様子が見えづらかったり、閉鎖された空間に他人である父親と一緒になるということが、何となく不安になるのでしょう。『そんなこと気にするな』と一蹴するのではなく、単純に閉鎖的な部分をオープンに作り替えることができれば解決するのではないかと勝手ながら思っています」

Q.では、父親だけが利用できる授乳用のスペースは必要でしょうか。

雨宮さん「必要ないと思います。まず、母親だけの空間が必要な理由は何でしょうか。おっぱいを出して、乳児に飲ませてあげるという行為を安心して落ち着いてするためです。洋服を脱がない父親に専用の空間は必要ありません。『男性限定の授乳用スペースが欲しい』という声があるということは、乳児連れの父親も当然のようにベビー休憩室を利用していいのだという認識がまだ足りないのかもしれません。

逆に、あまり授乳スタイルは気にならず、個室である必要はないという母親も多くいます。母親専用の完全個室でないと赤ちゃんが落ち着かないなどの声も聞きますが、そこに配慮をするのであれば、哺乳瓶でミルクをあげる父親の個室も赤ちゃんのために必要ということになります。

『授乳スペースが個室仕様になっているのは、ベビー休憩室および授乳室を母親も父親も利用しやすいようにするための配慮』と周知することが必要なのかもしれません。すなわち、父親も大いにベビー休憩室を利用して育児にどんどん参加してもらいたいです。おっぱいを飲む赤ちゃんも哺乳瓶でミルクを飲む赤ちゃんも、どちらもリラックスできる環境を増やすために、保育する当事者の意識もまたお互いに寛容でありたいですね」

Q.父親が乳児であるわが子と2人だけで外出する場合、外出先で授乳やおむつ交換で困らないために必要な準備は。授乳できる施設などを調べておくべきでしょうか。

雨宮さん「ぜひ、調べてからお出かけしてください。今の母親の多くは、しっかりと下調べをしてお出かけをしているそうです。それこそが問題点だと思いますが、残念ながら世間が子連れに寛容ではなくなってきている部分があります。周りの人たちへの配慮のためにも、いつどこで必要になっても、落ち着いてベビー休憩室やおむつ交換ができる場所を目指せるように調べておくと安心です。

また、赤ちゃんはおなかが空いてミルクを欲しがるとき以外にも、『眠れない』『のどが渇いた』などの理由で欲しがることがあります。すぐにミルクを作れるように、1回分は小さめの魔法瓶で携帯しておいたり、粉ミルクを入れずにさゆの状態で、すぐに飲ませてあげられるようにしておいたりすると、ベビー休憩室まで移動しなくてもいつでも飲ませてあげられます」

オトナンサー編集部

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