ドーナツ店でほっこりした出来事を描いた漫画「あのぉ、漏れてますよ?」が、Instagramで1000以上のいいねを集めて話題となっています。
息子を連れて、ドーナツ店に入った母。すると、対応してくれていた店員のおじさんが、息子にずっとニコニコとほほ笑みかけていることに気付きました。ドーナツを買ってお店を出ようとしたそのとき…。読者からは、「すてきな店員さん!」「思いがあふれてしまっていますね」「だだ漏れなおじさんもかわいい」などの声が上がっています。
誰かと当時の気持ちを共有したいと思い…
この漫画を描いたのは、Instagramで漫画を発表している、主婦の「りり」さんです。りりさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.今回、漫画「あのぉ、漏れてますよ?」を描いたきっかけを教えてください。
りりさん「『そういえば、あのときの店員さんすてきだったなあ』とふと思い出して心がほっこりしたので、誰かとこの気持ちを共有したいなと思いました」
Q.店員のおじさんの言葉が聞こえたとき、どう思いましたか。
りりさん「率直にうれしかったです。また、私は親バカなので、『やっぱりうちの息子、かわいいよね!?』とも思いました(笑)。子どもを連れての外出は気を遣うことも多いので、優しいまなざしを送ってくれたり、声を掛けてくださったりする人がいると、安心しますし、とてもうれしい気持ちになりますね」
Q.今回のような出来事はよくあるのですか。
りりさん「『心の声が漏れたおじさん』に出会ったのはこのときだけです。女性からは、よく『かわいいね』と直接声を掛けていただくことがあるのですが、男性で、しかも思わず出てしまったような言葉が聞けることはないので、とても印象に残ったエピソードでした」
Q.りりさんが他の小さなお子さんを見かけたら、このおじさんのような気持ちになることがありますか。
りりさん「あります。夫と一緒に歩いているときは、『赤ちゃん、かわいいね!』と夫に話すことが多いのですが、1人のときは、心の中で『かわいいなあ』と思っていますね。お母さんと目が合い、声を掛けても大丈夫そうな雰囲気を感じたときは『かわいいですね』と直接伝えることもあります。心の声が漏れてしまったことはまだありません。多分(笑)」
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
りりさん「2024年の初めからです。息子が生まれた日のことを忘れたくなくて、『絵に残したい!』と思ったことがきっかけです。現在は、家族との日常や育児のほっこりした瞬間などを主に漫画にしています」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
りりさん「今後も心が温まるような日常を、漫画として残していきたいです。漫画を通じて、たくさんの人たちと共感し合えたら幸せですね。また、まだまだ力不足ではありますが、イラストを仕事にすることも大きな目標の1つです」
Q.漫画「あのぉ、漏れてますよ?」について、どのような意見が寄せられていますか。
りりさん「『すてきな店員さん!』『おじさんもかわいいですね』などのコメントを頂きました。店員さんの人柄の良さが伝わり、そのときのハッピーな気持ちを皆さんと共有できたような気がして、うれしかったです」
オトナンサー編集部