福岡と東京を結ぶ夜行高速バス「はかた号」がXのトレンド入り。台風10号の影響を受けた人が救済ルートで使用するのかと思いきや、放送中の“鉄道アニメ”に登場したことが話題を呼んだようです。
「新幹線が変形する」あの鉄道アニメに登場。
西日本鉄道（西鉄バス）が運行する夜行高速バス「はかた号」は、福岡と東京を14時間以上かけて結び、半日以上をバスの中で過ごすという「キング・オブ・夜行バス」の名に恥じない体験ができます。その「はかた号」が2024年9月1日の朝9時ごろ、Xで突如トレンド入りました。
高速夜行バス「はかた号」（画像：写真AC）。
折しも台風10号の影響で東海道・山陽新幹線が一部区間で運休しており、福岡―東京の移動手段として話題に上がったのかと思いきや、トレンド入りした理由は全く違いました。同時刻に放送されていたTVアニメ『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』に、「はかた号」が登場したのです。
同作は「新幹線変形ロボ シンカリオン」シリーズのTVアニメ3シリーズ目。今回はシンカリオンの運転士で主人公の大成タイセイたちを小倉駅に移動させるため、所属機関であるERDA（超進化鉄道開発機構）の落合ミヨシ指令員が、東海道・山陽新幹線を選択しました。ところがERDA九州本部に到着後、現地の中谷ヒキノ室長が、その移動手段の選択について、ちょっとしたアドバイスをしたのです。
「新幹線では到着が昼前になります。夜行バスを使えば（タイセイたち）運転士の睡眠時間を確保できたのでは。はかた号なら小倉に止まるようになり、個室で快適に移動できます」と、やけに詳しい解説をしたのでした。これは物語の伏線にもなっています。
X上では「シンカリオンではかた号ですって！？」「はかた号も推してたのくすっときた」 「はかた号はさすがに通な選択過ぎませんか室長」 といった声が上がっていました。また、「#はかた号 って そこはサンライズ+岡山始発新幹線ではないのか？」と午前中着を狙う別のルートを提案する投稿もありました。
「はかた号」を世間に知らしめたバラエティ番組『水曜どうでしょう』と絡めて言及するつぶやきも多数登場。「はかた号！？！？？！ケツ割れちゃうよォ」 「はかた号ってケツの肉が取れるやつだよね…」 「はかた号もモジャ毛の頃に比べたら相当快適になったとは聞く」といった放送当時を懐かしむ投稿が見られました。
